TAOコンサル『市民派アートコレクターズクラブ』

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NY在住の日本画家マコト・フジムラ、熱く芸術を語る

2011年12月15日 | 注目の現代美術作家と画廊散歩
 12月15日、佐藤美術館でNY在住の日本画家マコトフジムラのアーティスト・トークが開催された。マコト・フジムラのことは、このブログにも何回か書いているが、私は彼がNYから東京芸大に留学した頃からのお付き合いで、『購いのふた』など初期の名品も所蔵している。

 この日のテーマは『カテゴリーのない芸術』、“BE GENERATIVE&GENESIS”であった。彼はアーティストしてだけでなく、9・11テロについて考える芸術家集団を率いたり、幅広い活動をすすめているが、これらの活動を踏まえたトークであった。

 ・芸術がおまけの地位に甘んじているが、残念なことだ。
 ・現代美術はNEUSばかり、KAIOSがない。
 ・自分一人でできないということが出発点。
 ・アーティストは自己表現だけの世界になっている。
 ・自己を超えたものを作りだすことが、感動に繋がるのだと思う。
 ・自分も不可能と思い、人も不可能だと思っていること。
 ・困難な問題を芸術力をもってシェアすることが重要である。
 ・自己満足、自己表現に終わるのでなく、これを超えて行きたい。

こうして、マコトさんの言葉を脈略なく綴ってみると、そこには彼の作品制作に流れる精神や
生き様が見えてくる。(山下)


マコトフジムラ、熱く語る


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