TAOコンサル『市民派アートコレクターズクラブ』

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≪アートNPO活動の記録≫・・『ぼくらの山田正亮展(2006年10月)』のこと

2016年04月07日 | アーカイブス・市民派アート活動
友人の山岸勝博氏から嬉しいメールが入った。この秋、国立近代美術館で山田正亮展を開催することが決まったとのこと。私は2002年に「アートNPO推進ネットワーク」を立ち上げ、約5年仲間達とアート活動を進めて来た。そして2006年10月に、『市民派コレクターによる山田正亮展』を開催したのであった。以下はこの時の記録である。
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アートNPO推進ネットワークは、目立たないがいい仕事を続ける作家を紹介する展覧会をシリーズで進めてきたが、今回は現代美術の世界で既に有名な山田正亮のコレクション展を開催することとした。企画担当は山岸勝博氏。会場提供などご協力いただいた画廊轍の梅野茂氏に感謝したい。



外部からの参加コレクターは相場啓介氏、古川憲一氏、江部恵子さんなど、アートNPOからは山岸勝博、御子柴大三、山下透などが参加した。その他、以前から懇意にしていた美術評論家でもある色彩美術館の館長菅原猛氏からも特別出品いただき、1950年代半ばから1980年代にかけての半具象作品から、根強い人気のスクエアやストライプ作品、白色の作品など20数点が展示された

画家山田正亮氏  

  府中美術館館長本江邦夫氏      

オープニング・パーティーにはコレクターや銀座の画廊主などが参加、山田正亮氏を囲んでの楽しいひとときとなった。嬉しいことに府中市美術館館長本江邦夫氏の特別参加もあり、一点一点作品を見た上で「事前に予想した以上に見応えのある展覧会です。皆さんなかなかいい作品をお持ちですね」の挨拶を頂戴した。

我々は山田正亮が日本の現代美術史に残る作家と確信しており、今回の展覧会はそんな作家の作品をより多くの人に知ってほしい思いで企画したのであるが、展覧会の評判も上々で、我々のような市民派アート団体が企画したことも話題になったようである。