「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【上信越】ドラゴンドラで苗場山

2012-10-18 12:31:46 | 山小屋泊

                 苗場山から鳥甲山方面の展望

【日 程】2012年10月16日(火)~17日(水)1泊
【山 域】上信越
【山 名】神楽峰、苗場山
【メンバ】本人、次女、姪
【天 候】16日快晴、17日快晴のち曇り
【参 考】山と高原地図16谷川岳(昭文社)
【コース】
16日:ゴンドラ上(11:00)→神楽峰(14:45)→苗場山(16:30)泊
17日:苗場山(7:00)→苗場神社(7:30)→神楽峰(9:45)→ゴンドラ上(13:00)

次女と姪とともに、山頂の山小屋一泊で苗場山に登ってきました。和田小屋までタクシーを利用する祓川コースも考えましたが、秋期限定で楽しそうなゴンドラ利用コースを選択しました。越後湯沢駅から苗場プリンスホテル行きのバスで終点下車、シャトルバスに乗り換えて世界最長という「ドラゴンドラ」に乗ります。ゴンドラは途中で一旦下って沢を越えるのでなかなか良い眺めです。このあたりの紅葉は残念ながらまだでした。
ゴンドラ終点からはスキー場のリフト終点まで歩いて登って行きます。このあたりの紅葉は見ごろで、観光客も登って来ています。林道を歩くと少し遠回りになるのでスキーコースを登っていく人もいます。リフト終点で休憩して、ゴンドラ終点のダム湖を見下ろし、近くの紅葉や谷川連峰などの山並みを眺めながらお昼ご飯としました。
リフト終点からは樹林帯に入って行きます。この樹林帯の道は歩くとふかふかしてびっくりするほど沈む所もありました。しばらくは紅葉が素晴らしいのですが、登るにつれだんだん枯れ色になってきます。途中からかなりの急登が続き、神楽峰とその左の苗場山が見えてきますが、遠くに感じられてちょっと不安になります。池塘のある小さな湿原を過ぎて、ようやく祓川コースに合流すると、道は木道に変わり紅葉の展望が開けて楽しくなります。
神楽峰は登山道の脇に名板があるだけで全く山頂らしくないところですが、ここでちょっとコーヒー休憩としました。歩き始めは夏の暑さでしたが、日が傾き始めると急に寒くなって来ました。苗場山に向かって下り始めに雷清水という水場があり飲料水の補給ができます。苗場山への最後の急登は見たところ厳しそうですが、階段状に良く整備されていて岩場もあまり無く、登り着くと一転して広大な湿原が広がっていました。
山頂の山小屋への到着は私たちが最後でした。苗場山自然体験交流センターという名前がついていますが特に普通の山小屋と変わりはありません。大きな山小屋で、当日の宿泊客は二十数名でしたが、スペースは有り余っていました。更衣室が無いのがちょっと残念といえます。夕食はカレーでお代わりができるのですが、あっという間に無くなってしまいました。夜は強い風が吹き出してきつい冷え込みとなり、寒くて目が覚めましたが、寝具は余っていたのでもっと多く使っておけば良かったと思いました。
翌朝も快晴で日光連山と皇海山の間から上る朝日を見てから朝食です。私たちは小屋からすぐに下らずに、縦走路をいったん苗場神社まで歩いてから小屋へ引き返しました。昨夜の冷え込みで池塘には氷が張っていました。同じコースを戻ってリフト終点でゆっくり昼食休憩しているといつの間にか雲が広がっていました。ゴンドラ終点のレストランで休憩し、帰りは田代ロープウエイで二居田代スキー場前バス停に下りましたが、ぽつぽつと雨が降ってきました。ちょうど路線バスの時間にぴったりで、越後湯沢駅に戻り、駅近くの温泉でゆっくりしてから新幹線で帰りました。

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
たぬきさんこんにちは〓 (山ちゃん)
2012-10-29 23:40:48
とても気持ち良い心に優しい山行の様に感じました(⌒~⌒)それに素晴らしい天気…羨ましいです(≧∇≦)まだ苗場山には行った事がないので来年の紅葉狙ってみますo(^-^)o
山ちゃんもお疲れ様でした。 (たぬきせんべい)
2012-10-30 19:42:27
ここは昔、スキー場のリフトがあまり整備されてなくて、和田小屋も無人小屋だったころに神楽峰まではスキーで二度ほど来た懐かしい所でした。
雪の無い時は初めてでしたが、山頂に広がる湿原と展望が素晴らしくて楽しい山旅ができました。
山ちゃんは積雪の大キレット、お疲れ様でした。
自身もテントの大荷物を背負いながら、立往生している女性を助ける活躍はまさにヒーローですね。
北穂へのあの厳しい登りに積雪があって、夕暮れ迫る状況は極限に近かったと思います。
ある意味極限でした(T_T) (山ちゃん)
2012-10-31 01:17:32
たぬきさん本当に怖かったんですよ~(泣)確か北穂頂上手前に梯子ありましたよね?もしかしてたぬきさん外して持っていきましたか(笑)とにかく雪がモナカ状態でアイゼンもピッケルもきかず登攀しながら雪を掘っては安定した岩を探す作業を永遠と繰り返しました(T_T)この経験を生かして死なない登山をしたいと思いました!!あんなに嫌な思いをしても又冬山へ行きたくなってしまうから本当に不思議ですね(笑)
生還おめでとうございます (たぬきせんべい)
2012-11-02 17:31:55
表題は最初からこうすべきでした。
本当に極限状態でしたね。
でも、「あんなに嫌な思い」という言葉が真剣に響いてこないのはなぜ?(笑)
時間がたったから?いや、やっぱり山が好きなんですね。(笑)

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