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信楽タヌキにみる自由の世界

信楽タヌキの「ハゲ」事情

こんにちは、けいおうタヌキ研究所です。


こちらは電車に乗せられたタヌキです。


ところで皆さま。
信楽タヌキはハゲることをご存知でしょうか。


「いや、信楽タヌキに髪の毛なんでないじゃないか」
と思われるかもしれないが、
それでも信楽タヌキはハゲる。
ほんとだよ! だって私見たもん!


正確には、ハゲるタヌキいる。



ただ、ハゲるのは髪の毛ではなくて、塗装が、である。



おそらく、多くの方は信楽タヌキと言えば
こんな全身真っ黒な姿を思い浮かべると思う。

これはもちろん体に黒色の釉薬が塗られているから。
現在、大抵のタヌキは焼成前に釉薬を塗られるようで、


こんな風に、全身テッカテカの黒光りである。

が、作家によって、時代の流行によっては、
焼成後に色が塗られるタヌキも存在している。



そんなタヌキの一例。

なんとなく、違いがわかるだろうか。

焼成前に釉薬が塗られるタイプは、テカテカのツヤツヤであるが、
焼成後に塗られるタイプは、マットな仕上がりである。

ちなみによく見ると、全身すべての色が焼成後に塗られているわけではなくて、
例えば、上のタヌキでは服や徳利などは質感の違いから
焼成前に塗られていることがなんとなくわかる。


前に塗るか後に塗るか、
この違いは仕上がりに影響するだけではない。

話を戻せば、後者のタヌキこそ、ハゲるタヌキなのだ。


そんな一例をご紹介。


出ました。

毎度おなじみ、狸谷山不動院

またの名をハゲハゲタヌキユートピア


そんな中にいるタヌキ。

白い!

実はこれがハゲたタヌキ
元々は肌に当たる箇所に黒色の釉薬が塗られていたのが、
雨風に晒される中で次第に色が落ち、
色白なタヌキとなるのだ。



これもハゲたタヌキ。
なんとなく、毛並みの筋に黒色の釉薬が残っているのがわかると思う。


実は私はこんなハゲたタヌキたちが大好きだ。

長い年月の中で風化したタヌキたちは、
生まれたてのタヌキとは異なる味がある。

ジーンズの色が変化していくのを楽しむように、
タヌキの変化を眺めるのも、また楽しい。


ちなみに、同じお寺でも、
焼成前に釉薬が塗られたタヌキはもちろん色落ちしない。


ハゲタヌキ


ハゲかけタヌキ


ハゲハゲタヌキ



最初期の頃のタヌキは、焼成時点からこの色


おみやげ屋さんで売っているタヌキは
大抵焼成前に色付けされたものなので、
なかなかこうしたハゲるタヌキに出会える機会は少ないかもしれない。

もし出会ったら何かの縁だと思って、
「今からお前を自分色にハゲさせてやるからな」
と愛情をたくさん振りまいてほしい。

もちろん、テカテカタヌキも可愛いので
同じくらい愛でようね。

以上、月に2度はごっそり毛が抜ける夢を見る、
けいおうタヌキ研究所でした。
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