海賊日記

子育てと趣味の日記

短冊

2016年06月30日 22時14分59秒 | Weblog
今日は旦那のボーナスの日でしたv
職種が変わって月給が減ったのでちょっと覚悟してたんですが、去年よりも少しだけ増えてたv
大学生が二人もいたら足りないくらいですが、毎朝「本気で行きたくない」って言いながらも頑張って働いてくれてるお陰です、感謝感謝。子供たちにも「あんたたちが大学行けるのはお父さんが必死に働いてるお陰なんだからね。感謝しなきゃだめだよ」と常々言っております。

当たり前、と思っていたら幸せになれないと思います。


職場でも七夕の準備が始まりました。
利用者さんにそれぞれ短冊を書いて(書けない人は書いてあげる)いるんですが、前にここに書いた「はやぶさ部隊の飛行士」だったというHさん。

何も書いてない短冊を前に目を瞑ってる。
お風呂の時間になったので、それは後にしてもらって浴室に誘導している時に聞いてみました。
「Hさん、お願い事まだだったね、たくさんあって選べないの?笑」と聞くと。
ニコニコと笑いながら顔を振って。

「気持ちはあるけど言葉にしようと思うと出来ない。字を書くのも書けない」

そうなんだ。

「どんな気持ち?聞かせて」

しばらく笑っていて。(お年寄りは言葉が出るのが遅いです)

「『老いては介護者に従え』子供は出て行っちゃうからな・・」

おおう。

短冊に書く内容ではないけど、今のHさんの一番心を〆てる気持ちなんだろうね。一緒に通所に来ていた奥さんが体調崩して昨日入院したばかりだし。
それにしても、そう捩るとはさすがHさん賢い。

その後も色々お話ししてくれるんだけど、あたしはお風呂の仕事をしなきゃいけないのでじっくり聞くことが出来なかった。こういう時ほんとに申し訳なくなる。

話を聞いてくれる人が欲しいんだなぁ、と思う。この人も普段は何も話さないでじっとうつむいてるだけだ。でも話しかければ泉のように思いが溢れてくる。そういう時の表情はとても生き生きとしている。

あたしが聞いたことは常勤のスタッフになるべく伝えるようにしてる。こういう気持ちでいるんだよ、ってせめても。
同僚達もみんな優しい人たちばかりなんできっと何かの役に立ててくれてると思う。



年寄りの言葉はそれだけで重みがあるし価値がある、と思ってる。
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