-+-+-+臼村さおりのお知らせ-+-+-+2023年11月の催し
読書交換会に原田マハさんの小説「デトロイト美術館の奇跡」を持っていく。交換した本は原則その人の本になって特に本を戻すということが決められているわけではないが、こうやってみなの間をまわっていく本もある。栞も入れっぱなしのままのときもある。
望月涼子さんの「蟻の棲み家」とエルヴェ・ル・テリアの「異常(アノマリー)」、カバーはないのだけど同じ原田マハさんの「奇跡の人」、「デトロイト美術館の奇跡」と空気感が似ていた谷村志穂さんの「命を守りたい」も。
「デトロイト美術館の奇跡」はストーリーテリングがすばらしくて普通に泣かされたりしているのだけど、でも1ページ目を開いたときにこれは売りたいものがあるんだなとわかった。実際絵の来日に合わせて書かれたようです。
「蟻の棲み家」は板橋が舞台で、地元ではないけれど割と近いのだが気づけていなかった世界で読まされました。
「異常(アノマリー)」は、面白くなる前に飽きてしまって最後まで読んででもよくわかっておらず、ネットであらすじを検索してその上でもう一度読むとハッとして鳥肌が立ち胸にもかなり来た。面白いけれど売れにくいのかな、カバーが2枚ついていて、上側になっているカバーが「ルビンの壺」みたいな宣伝っぽいものになっていて、これだと買う人と味わう人の層が異なる気もちょっとした。個人的にはカバー外した本体の表紙がヴァンヌーボホワイトをも少し粗目にした感じで、この紙質を触りながら読むのがいいなあとおもった。1枚目のカバーも独特の写真でちょっと微妙でした。本の読まれ方について考える機会としては興味深い。
どうもありがとうございました。
今日もあなたにとってよい日でありますように。
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