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令和六年の米不足

2024-08-21 21:16:48 | 日記・エッセイ・コラム

令和六年の米不足

2024年8月19日 自宅庭にて撮影。

隣地の稲田。

  令和六年の米不足

八月になってから

スーパーの店頭からお米が消えて、困惑しています。

昭和50年

オイルショック時のトイレットペーパーや洗剤を求めての行列や買い占め...

当時私は大学生で、東京に住んでいました。

開店前からスーパーの店頭に並ぶ人々の狂気じみた様子を見て驚いた事を忘れることが出来ません。

私の故郷静岡県沼津市では、洗剤やトイレットペーパーを求めて人々が殺到。

バーゲンセールや福袋に群がるような物の取り合いも無く

勿論テレビニュースになる等と言うことは無かったと思います。

 

トイレットペーパー不足は度々言われますが、私は作られたデマではないかと思っています。

私たちが、絶対に無いと困る物。

今はウォシュレットが普及して来たので、トイレットペーパーの使用量も減って来ていると思いますが、

やはり必需品です。みんなの不安を煽っているようにしか思えません。

令和のトイレットペーパー不足の時にも、昔工場見学したことのある製紙会社の方が

「トイレットペーパーは沢山ありますから安心して下さい。」と呼び掛けていました。

 

冷静に考えて対処

三人の息子たちを子育て中の平成時の米不足。

 コロナ時のマスクを求めての行列。

物が不足すると言われて、店頭から品物が消え、本当に困った事もありますが、

日本の美味しいお米が手に入らない時には、タイ米や、標準価格米を味付けご飯や混ぜご飯、

ケチャッブライスにして工夫して食べました。

休みの日にはお好み焼き(エコノミー焼き)や麺類は野菜を沢山入れて食べさせていました。

令和のマスクが無い時にも、皆様から手作りの布のマスクを頂いたり、自分でも作ったりして

何とかしのぎました。

マスク不足は、何時の間にか解決して、コロナの収束に伴って、

現在は不織布のマスクも店頭で客待ち状態です。

 

昨年、今年の猛暑で米の不作が懸念されますが、

日本の米を大切にしなかったつけが回って来たと思っています。

『農政はノーセイ』

お米を作らなかったら、お金をくれるので米を作らない。

なんて馬鹿げた政策を取ったら、誰だって大変なコメ作りなんてしませんし、田圃は荒れ果てるに決まっています。

一度荒れた田畑を元に戻すのは、至難の業です。

 

インバウンド需要の増加でで米不足とか言いますが、

観光で訪日外国人の食べるお米の量が日本全体の消費量の何パーセントなのかキチンと把握しているのでしょうか。

 

食べ物を粗末に扱う風潮も米不足に加担していると思います。

相変わらず放映される大食番組。

食べ放題の店。

あるステーキ店で、「病気でそんなに食べられないからご飯は少なく」と言ったら店員は

「残して下さい」と平然と言い放ちました。

 (店員にあんなこと言わせる店)「もう行かない」

世界には食べる物が無くてお腹をする空かしている人々が沢山います。

 

令和六年の米不足は

私たちの日頃の生活。

過去の生活を思い出し、食べ物を粗末にしないようにと教えてくれています。

 

五十年以上前おかずが足りないと不満を言う兄に

亡き父は「腹の減った思いをした事が無いからそんなことを言う。」とたしなめていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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