映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

TEAM NACS 悪童

2018年07月08日 | 舞台

くるくると変わっていく「事実」

悪童 [DVD]
TEAM NACS(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉 洋、音尾琢真)
アミューズ

* * * * * * * * * *


2015年
脚本:古沢良太
演出:マギー


TEAM NACS作品、まだ続きます。
寂れて廃墟となり、取り壊しが決まっているある娯楽施設。
そこへ、かつて中学の卓球部で一緒だった5人の男たちが集まります。
しかし、本当はあと一人、いるべきはずの友がいません。
27年前。
ただ懐かしいだけではないある出来事が次第に思い出されていきます。

出来事の一つずつ、玉ねぎを一枚ずつ剥ぐようにして記憶を蘇らせていくと、
また新たな事実が見えてくるのです。
この事実の変転に翻弄されつつも、これがまた心地よい。


4人を呼び出したチャック以外は現在一応充足した生活を送っているように見えるのです。

市役所職員 ニシくん(音尾琢真)
画家として成功 エロッチ(大泉洋)
会社役員コンちゃん(森崎博之)
投資会社社長マキくん(安田顕)
そして未だに田舎町の実家の食堂を手伝っているチャック(戸次重幸)

しかし、記憶を掘り起こすうちに彼らの「悪童」ぶりが明らかになっていきます。
ここにいない一人を、それぞれが蔑ろにして追い詰めていたのではないか・・・?
そしてまた、それぞれの現在の生活は決して満ち足りたものではなく、
未だ迷いの中にいるということも明かされていくのです。
果たしてそれは過去に犯した過ちの報いなのか・・・?

次第に暗く落ち込んでいくストーリーがまた、いつの間にかどんでん返し。
いやあ、さすが古沢良太脚本ですねえ。
TEAM NACSそれぞれの個性も生きて、文句なく楽しめました!!

満足度★★★★★

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