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亜人

2018年09月10日 | 映画(あ行)

「亜人」というお約束ごとの世界観がユニーク

* * * * * * * * * *

桜井画門さんのコミックが原作でアニメ化もされた人気作のようなのですが、
私は初めてです。
私、最近はこの手の作品はほとんど見なくなっているのですが、
本作は佐藤健さまが見たくて見たわけで・・・。
あ、綾野剛さまもです。

研修医の永井圭(佐藤健)は交通事故で死亡した直後に生き返ったことで、
絶対に死なない新人類「亜人」であることが発覚します。
圭は、亜人研究施設に監禁され、
「亜人」の生命の仕組みを探るために非人道的な実験のモルモットにされてしまいます。
そんな圭を救い出したのは同じく亜人である佐藤(綾野剛)。
彼もまた長期間この施設に監禁され、残虐な人体実験を受け続けていたのですが、
脱走に成功していたのです。
彼は人類への恨みに駆られ、国家転覆を狙い大量虐殺を繰り返すテロリストとなっていました。
しかし佐藤の思想に共感できない圭は、亜人と人類の壮絶な戦いに身を投じていきます。

冒頭から、亜人研究施設での身の毛のよだつ人体実験シーンでゾッとさせられます。
亜人は、身体を傷つけられると人と同じく痛みを感じます。
それをリセットするためには一度死ななければなりません。
手足を切断しては「リセット」してまた再生させるというような実験の繰り返し・・・
うわ~、非人道的。
つまり「亜人」は「人」ではないと解しているわけだ・・・。



そんなことで亜人の戦い方は、
例えば銃でどこかを撃たれて、でも致命傷ではないというような場合、
自分で銃口を自分の頭に向けて撃つ、つまり自殺するのです。
すると直後に体は傷ついていない元の状態で再生する。
そういう仕組です。
殺しても殺しても死なない相手とどのように戦うのか、それが問題。



また、例えば亜人の体がバラバラになって死んだとする。
そういうときは、そのバラバラになった一番大きなピースをもとにして再生するのです。
このことで、佐藤はアッと驚く作戦を実行してみせます。
けれどその手がまた、最後の最後に圭を救う方法でもあった・・・。



亜人という架空の「お約束ごと」ではありますが、
この世界観がなんともユニークで良くできていて、
しかしまた残酷で目を背けたくもなるという、不思議な心のゆすり方をするんですね。
つまり原作がよくできているということです。
機会があれば読んでみたい・・・。



原作のファンの方ならきっといろいろと物足りないところはあるのだろうと思いますが、私は楽しめました。
もちろん、佐藤健さんも綾野剛さんも役柄ピッタリ。
カッコいい!!
不気味に笑う佐藤の凄み、さすが綾野剛さんが上手く演じています。
律くんもいいけど、るろうに剣心的アクションの見せ場たっぷりの佐藤健さんもやっぱり良いわ~♡ 
あ、超ドS官僚・戸崎の玉山鉄二さんも良かったです・・・。

亜人 DVD通常版
佐藤 健,綾野 剛
東宝



<WOWOW視聴にて>
「亜人」
2017年/日本/109分
監督:本広克行
原作:桜井画門
出演:佐藤健、綾野剛、城田優、千葉雄大、玉山鉄二
SF世界観★★★★☆
満足度★★★★☆

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