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グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札

2015年06月25日 | 映画(か行)
“公妃”を演じる



* * * * * * * * * *

ハリウッドを代表する人気女優からモナコ公国の公妃となったグレース・ケリーを
ニコール・キッドマンが演じます。



1954年、映画「喝采」でアカデミー主演女優賞を受賞した、グレース・ケリー(ニコール・キッドマン)。
1956年にモナコ大公レーニエ3世(ティム・ロス)と結婚し、女優を引退しました。
ここまでは誰もが知る、おとぎ話のような幸福な結末。
しかし、現実はその先が非常に厳しい。
王子様と結婚した庶民の女性。
実在の彼女たちも、実際には大変な苦労を背負い込むことになるようです。
ダイアナ妃然り。
日本でも美智子様や雅子様・・・
失礼ながら、別の人と結婚していれば
もっと活き活きと自分らしく生きることができたのではと思わずにいられません。



さて、結婚から6年、未だに公妃としての立場に馴染めないグレース。
そんな時、ヒッチコックから映画出演の誘いがあり、
彼女の心は揺れるのです。
しかし、折しもフランスのシャルル・ド・ゴール大統領が過酷な課税をモナコに要求。
モナコは窮地に立たされます。
グレースは、外交辞令の特訓を受け、
各国指導者を招いたパーティーに臨むのですが・・・。



このような結婚で、女性はまず最初に“自分自身”や“妻”ではなく、
“公妃”であることを要求されてしまうのだろうと思います。
生まれながらの王族ならまだしも、
これまでに想像もしたことのない立場で、
しかもそれがすべて衆目にさらされることになるというのは、
それだけで大変なストレスなのでしょう・・・。
揺れ動き悩む彼女が最後に選択したのは、
彼女ならではの生き方なのでした。
すなわち、「公妃」を演じること。
公妃を本当の自分と切り離し演技として割り切ること。
このことがモナコばかりか彼女自身をも救うわけですね。
もともと美しくオーラの漂う女性なのだから、
あとはほんのちょっと知識と仕草や礼儀を身につければもう完璧!!
全く、そのままどこかの公妃に収まってしまっても
十分に通用しそうに優雅でステキなニコール・キッドマンでした。



グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 [DVD]
ニコール・キッドマン,ティム・ロス,フランク・ランジェラ,パス・ベガ
ギャガ


「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」
2013年/フランス/103分
監督:オリビエ・ダアン
出演:ニコール・キッドマン、ティム・ロス、フランク・ランジェラ、パス・ベガ、パーカー・ポージー
歴史発掘度★★★★☆
おとぎ話の現実度★★★★☆
満足度★★★.5


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