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9月の恋と出会うまで

2020年01月28日 | 映画(か行)

タイム・パラドックス&ラブストーリー

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私、劇場での映画鑑賞は、日本のラブコメ的なものはできるだけ避けています。
確かに見て面白いですが、わざわざ劇場で見るほどのこともない、
あとで「おうち映画」で十分と思うので。
だから作品についてのリサーチもおざなり。
そんなわけで、本作も「おうち映画」だったのですが、ちょっとビックリしました。
だって私の好きなタイムパラドックスものだったのですもの!

とあるマンションに越してきた志織(川口春奈)は、
「1年後の未来から話している」という不思議な声を聞きます。
そして、「理由は今話せないけれども、隣人の平野(高橋一生)を尾行してほしい」というのです。
信じがたく、そして腑に落ちない話しながらも、
お人好しの志織はその依頼を受けることにします。
そして数日後、志織が平野を尾行し終えて帰宅すると、
部屋に何者かが入って荒らされていました。
それは凶悪な強盗犯の仕業で、もしそのとき志織が部屋にいれば、
きっと命を奪われたに違いない。
つまり未来からの声は、そのときに志織が部屋に不在となるように意図されていたのです。
この話をSF好きの小説家志望である平野に話をすると、平野は言います。
志織の命が助かったことによってタイムパラドックスが生じてしまう。
このままだと1年後に志織の存在が消えてしまう・・・。
志織が1年後以降も無事であるためにはどうすればいいか・・・と、そういうストーリーです。



もちろん、この二人の間には愛が芽生えていくのですが、
結構やきもきさせられます。
SF・タイムパラドックス&ラブストーリー。
おいしい一作でした。



高橋一生さんの壮大な寝ぐせがステキ♡
タイムパラドックスはともかくとして、高橋一生さんはたっぷり楽しめます。
川口春奈さんの「帰蝶」さんも楽しみになってきました。

 

 

<WOWOW視聴にて>
「9月の恋と出会うまで」
2019年/日本/105分
監督:山本透
原作:松尾由美
出演:高橋一生、川口春奈、浜野謙太、川栄李奈、古館祐太朗、ミッキー・カーチス
タイムパラドックス度★★★★☆
ラブロマンス度★★★★☆
満足度★★★★☆



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