映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ローガン・ラッキー

2017年12月08日 | 映画(ら行)
さえない男たちのクールな犯罪



* * * * * * * * * *

足が不自由なために職を失ったジミー・ローガン(チャニング・テイタム)。
妻は娘を連れて出ていき、今は他の男と結婚。
失意のどん底にいます。
ジミーの弟・クライド(アダム・ドライバー)は、
戦争で片腕をなくし、バーテンダーをしている冴えない男。
クライドはいいます。

ローガン家は呪われている。
いつも不運なことばかりが起こる、と。



ジミーはその不運を跳ね飛ばそうと、一発逆転を狙い、
大金を手に入れる方法を考え出します。
アメリカ最大のモーターカーイベント、
NASCARレースで動く現金を強奪しようというのです。
そしてそのために、服役中の爆破のプロ、
ジョー・バング(ダニエル・クレイグ)に協力を求めます。



どのような手段で大金を奪おうとするのか、
そして服役中の男をどのように脱獄させ、
そして、またもとに戻そうというのか、
私たちはストーリーを追いながらでしかその方法を知ることが出来ません。
そして終盤、物語は意外な展開を見せます。
一体何のための犯罪だったのか・・・・!?
いえいえ、その後とびきりシャレた結末が待っているので、ご安心を・・・。



アメリカのさえない田舎の町。
その中でもまた特に冴えない兄弟と男たちの、一発逆転劇。
その計画は、とびきり練りに練られてクールです。
なんとも爽快。



ダニエル・クレイグといえば、やっぱり007、渋くてクールなイメージです。
で、本作は服役囚ということで全然イメージが違うのかと思えば、
これがまた、結構頭が切れて冷静。
やはりイメージは保たれるのがいいですよね。



そして私は、ジミーの娘が歌う「カントリー・ロード」では泣けてしまいました。
まさかこんな作品で泣けるとは思っていませんでしたが・・・。
人々の地元愛が伝わる、いいシーンですよね~。



最後の方に登場するFBI捜査官がヒラリー・スワンクだったりするのも、ナイスでした。
完全犯罪に屈する他ない彼女の悔しそうなこと、
けれどチョッピリ美味しい役なのでした。


<シネマフロンティアにて>
「ローガン・ラッキー」
2017年/アメリカ/119分
監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:チャニング・テイタム、アダム・ドライバー、ライリー・キーオ、ダニエル・クレイグ、セス・マクファーレン、ヒラリー・スワンク

逆転度★★★★☆
満足度★★★★☆
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