電車

月曜日に久しぶりに電車に乗った時の事です。座れなくって立っているといろんな光景が目に入ってきます。その中でもふと、一人の青年に目が行きました。この暑い夏に黒のTシャツにかなり汚れたグレーのスェットのジャージをはいていました。髪は坊主が伸びた感じではいてるジャージのちょうど股間の所にミシンで縫った部分が5センチほどあり「いまどきミシンで縫うなんて珍しいな。昔なら当たり前だけど」と思っていると、ちょうど彼の隣の席が空いたのですわりました。見てると彼はおもむろに携帯を取り出しメールを読み出しました。もう何年も前のような型の厚さが２センチほどもある携帯で白黒。てっきり日本人だと思っていましたが彼は中国人でした。昔の自分たちの生活を見ているようで今の自分の生活を少し考えさせられました。その後彼は新宿でおりました。端っこの席だったけど移動はせずに座っているとオシャレした若いおねーちゃんたちが5人ほどが私の周りに座りました。ちょうど間に挟まれる形となり前にも横にも居る状態。あまりうれしくはないんだけど・・。電車が動き出すとすぐさま話し声が前から横から飛んできました・・・中国語で・・・。そう、この子たちも中国人だったんです。さっきの青年とは違い現代高度成長の中国版です。同じ中国人でも農村部と都心部の違いが一目でわかった日でした。