千里徒然

大阪吹田 暇人写真日記

淀川下流域散策 陸上編

2014-05-24 22:57:24 | カヤック

さてさて今回は前回の水上編に引き続いて陸上編の巻。

前日カヤックをやったばかりであったので、今日は街歩きでもやってみようか。

遠出は面倒くさいので、それでは近場の淀川ベリを歩いてみましょか、ということで、前日のカヤックのほぼ陸上側の河川敷を散策することに決定。

阪急電車の柴島(くにじま)駅で下車し、淀川河川敷へと向かう。

堤防を越えると、目の前に淀川大堰が現れる。

これがあるので、宇治川からカヤックで下ってきても、ここで行き止まりとなるのです。

河口まで行こうとすると、一旦陸にあがって、大堰の下流側で再出艇しなければならない。500mほど運ばないといけないので、そのまま一人でカヤックを運ぶのは重労働やろね。クルーソー460やと一旦分解してから、転がして運ぶ手が使えるなあ。

さてさて、淀川大堰から下流の十三を目指すことにしましょか。

ここにも貝毒発生中の立て看板。 お役所はまめですねえ。

河川敷公園内には堤防沿いに広い道が整備されており、ジョギングをしている人にも多く出会います。

その道と川との間には葦原が拡がっており、その原っぱの中にはほとんど人は入って行くことはないようですが、入ってみましょか。

だいぶ奥まで入って、やっと川岸に出ました。ちょうど前日写真を撮った取水口の所でありました。

阪急電車の橋が近づき、葦原が途切れたところには、下のような小屋があります。ホームレスのおっちゃんが建てた小屋でありますが、しっかり建てられております。左にみえる休憩所のような建造物は、ここのおっちゃんが建てた休憩所でありました。

皆さんご利用ください、とのことです。

その休憩所の下の川べりにオブジェがありました。ウミガメ2匹。聞いてみたら、やはりこれもここのおっちゃん作でありました。

川岸で遊べるような場所が少なくなってきているので、子供たちが遊べるような場所にしたい、とのこと。

このおっちゃん、小屋の周辺の草刈りも丁寧にやってます。

まめです。このようなおっちゃんを河川敷の管理に雇えばええのに。

当日、ウミガメの写真を撮りそこねていたので、本日(5/24)に撮ってまいりました。

最近淀川で見かけたものの名前の分からなかった黒い鳥、この小屋の横を通っていた時、すぐそばの地面に降りてきた。

ばっちり近くで写真が撮れました。家に帰ってからネットで調べてみたら、ハッカチョウという東南アジア原産の外来種でありました。

頭部の前方に冠のような羽があるのが特徴的。私が持っている野鳥図鑑には載っていなかったです。

最初の計画では阪急十三駅を終点にする予定でありましたが、もうちょい歩こか? ということで、十三大橋を渡って梅田を目指すことに。

十三大橋の北詰めに昔の十三渡しの跡の記念碑がありました。明治11年に橋がかかるまで渡しが利用されていたのであります。

上方落語の「池田の猪買い(ししかい)」に大阪から池田への行き方を教えてもらう場面で十三の渡しの名が出てきます。

このあたりの淀川は明治の末に大改修で広くてまっすぐな大河になりましたが、それまでは蛇行した細い川であったんですねえ。

淀川大堰のある毛馬から天満、中之島の方に流れる大川が本流であったようです。

十三大橋を南の梅田目指して渡ります。

結構、人の通行があります。直ぐ横をぶっとばしていく自転車も多く、後ろにも気をつけて。

 

梅田までの途中の中津に洒落た建物がありました。済生会中津病院でありました(手前側の建物)。

このあと、梅田でぶらぶらしてから、阪急梅田駅より電車で帰宅。

今日の経路は下の図。阪急柴島駅から梅田駅までのぶらぶら歩きの総行程、約10kmでありました。

 

おまけであります。

本日、またもやこの場所でカヤックをやっていると、川岸で水の中に入ってなにやらやっているおっちゃんたちがおりました。

シジミ採りでありました。

どれだけ採れたんと尋ねると、成果を見せてくれました。

1時間ほどの成果、こんだけありました。なお、貝毒発生中の立て看板、本日も残っておりましたが、おっちゃんの話によると、4/22に解除になったとのことであります。

けど、やっぱりこのおっちゃんも、食べる量はたかが知れとるから、あの立て看板は気にしてない、と言うとりました。