ぴょんぴょん :ドーベルマンそらとミニピンちょこワールド

企業顧問、相談役、コンサル(M&A、新規事業、新技術、投資)。ドーベルマンそらとミニピンちょこは虹の橋に。

コロの叫び(蜘蛛の糸編)

2009年12月09日 23時53分43秒 | コロの叫び
…コロstory 別編…
(蜘蛛の糸編)

聞こえる…地獄からのあざけ笑う泣き声が…「コロだってよ!コロ!コロだぜ~コロなんて、コロコロって言ってればいいんだよ~」

…ある晴れた日、レイナ姫は、天空の蓮の池の周りを散歩していた。
ふと蓮の池から遥か下界を見ると、血の池でアップアップと今にも溺れそうになっているコロがいた。

昔、蜘蛛の糸を垂らし助けてくれたコロを思い出し、気分も良かったのか?レイナ姫は近くにいた蜘蛛に向かって言った。
「おい!蜘蛛よ、下界にコロがいるから、お前の糸を垂らして助けてやってくれ。」
蜘蛛は、美しいレイナ姫を愛していたので、仕方なく地獄の血の池に糸を垂らした。
コロは、蜘蛛の糸に気づき、必死で糸にしがみつき、天空に向かって登りはじめた。

コロは、必死に糸をたぐり登り続けた。
ふと下界をみると、
必死の形相で登ってくる輩がいた。
その輩は、見た目はお釈迦様のようだが…その実は魑魅魍魎である。
コロは蓮の池の手前までたどり着いた。
上を見ると蜘蛛がゼイゼイと汗まみれで、必死に糸を垂らしていた。
コロは叫ぶと切れそうな糸であることに気づき、(この糸は俺のものだ)と心の中で叫んだ…

レイナ姫は、コロの顔を見て思い出した。
今でも好きな別れた彼と似ていることを…
レイナ姫は叫んだ~
「蜘蛛よ!100円あげるから絶対にコロを助けよ!」
蜘蛛は「100円かよ~」と思いながらも円高であることを思い出し、頑張った。

コロは最後の力をふりしぼり、蓮の池の上に這い上がり、
後ろから這い上がってくる魑魅魍魎に言い放った
「レイナ姫は俺のものだ~♪」
蜘蛛の糸は切れて、魑魅魍魎はまた血の池に落ちていった。

コロはレイナ姫と愛し合い幸せな暮らしをはじめた。
蜘蛛は100円では愛を買えないことを知り、血の池に投げた。
(レイナ姫は100円で真の愛を手に入れたのに…蜘蛛は気づいていなかった)

魑魅魍魎たちは100円を取り合いながら、今も血の池で地獄での戦い続けている。

おしまい…

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