ひらかなのひとり言

幸せって言葉にすると大きくなる。
だからいつまでも、今日の幸せが続いて行くように。
気ままなのほほんひとり言。

開放感・充実感・孤独感

2014年08月18日 | 仲間

16日・17日と。

神戸の友人のお宅にお邪魔しました。

遊びに行くことが決まってからは、この日が待ち遠しくて仕方がなかった。

この日に向けていろんな事を頑張りました。

本当に楽しみにしていたので、

本当に楽しみしているという気持ちが

旦那に伝わったのだと思います。

カレンダーに予定を書いていても、

その予定をす~~~っと忘れる旦那でも、

この日だけは忘れることはなかったです。

 

彼女のおうちに遊びに行くと、

いつも心が解き放たれるような感覚になる。

一番自由だった自分に戻ったような感じになって

日常の細かな事を忘れることができます。

気を全く使わない存在・・・というと少し違うけど、

気を使うという事が、全然嫌じゃない存在です。

だから、嫌いな人に気を使っている感覚とは全く違って、

すごく充実した気分になるのです。

 

本当に本当に本当に本当~~~~に!!

楽しい時間でした。

 

夜は後輩夫婦もきてくれました。

これまた久しぶりです。

 

このメンツになると、いっつも結局同じ話になる。

 

そして私は一生懸命話すけど、

ふと、

もう一緒に働いていないんだな。

何を言っても、守ってあげることはできないんだな・・・

と言う事を実感する。

急に孤独が胸を締め付け、

変わってしまった時間の流れに、悲しくなる。

 

私は、私の考えだけが間違っていないと思わない。

だけど、彼女たちが話す内容は、私にとって当たり前の事で、

でも、その彼女たちが隅に追いやられ、

気持ちを貫くことを諦めてしまっていることが

納得いかない。

 

多分、私は、

いつも反感をかうようなことしかしない。

医療従事者としてあるまじき、感情移入を肯定します。

患者様が笑うとうれしい。

患者様が無気力だと悔しい。

患者様がやる気だと気合が入るし、

患者様が亡くなると、やっぱり悲しい。

自分とのかかわりを楽しいと思って欲しい。

私が好きであるように、患者様にも好かれたい。

家族ではないと思いながら、

家族よりとは別角度で、一番近い存在になりたいと

本気で思いながら接していたと思う。

もちろん、

新人の頃はその思いが強すぎた。

患者様が亡くなるたびに涙がこぼれたし、

お見舞に来ない家族に腹を立てて怒ったこともある。

でも、徐々に、同じ気持でも、それをコントロールできようにはなった気がする。

ただ、コントロールできるようになっただけで、

その気持ちを抱くことは間違いではないと思っている。

 

患者様を「かわいい」と表現する後輩は、

いつも、ただただ、ものすごく熱い。

その熱さゆえに、コントロール不能になっていることが多いけれども、

熱さを否定するつもりはないし、

冷めた人に彼女を否定されると自分の事のように腹が立つ。

『わかってくれないから、もう諦めました』

なんとも言えない悲しい声で彼女はそう話す。

『諦めるのではなく、うまくやれば?

 自分と同じものを求めても無駄なんだから、

 割り切るしかないんじゃない?』

お邪魔した友人が後輩にそう言う。

そういう彼女も、真は私や後輩と同じ。

とてつもなく熱い人。

 

何故、正しいものが我慢して、意見できないのか。

どうして、頑張る力を奪われるほど、

何もできない環境になってしまったのか。

また、自分たちのようなセラピストを増やそうと、

種を蒔くことすら諦めてしまうような状況になったのか。

あんなに楽しい毎日だったのに。

リハ科だけは、優しい気持ちで溢れる柔らかな空間だった

はずなのに。

 

でも、私は彼女たちを置いて、

逃げてしまった。

みんなを守ることをやめ、

自分だけを守るために逃げた。

そんな私が今更、それでもと頑張っている彼女たちに

何を言えばいいだろう。

何も言えない。

いや・・・何も言ってはいけなかった。

 

だけど、悲しい。

私がいれば、もっと言い返してやるのに!

と思う事も、それは無責任な事なのに、

それでも、また、種を蒔いてほしくて

何度も何度も話してしまった。

種を蒔くことの大変さ、

気持ちを貫くことで浴びる制裁の辛さ、

孤独に打ち勝つために必要なエネルギーの量も、

ちゃんと知っているのに。

彼女たちに、それを求めてはいけない。

分かっているのに、求めてしまう。

 

無責任な私が何を言おうが、

無責任なだけなのに。

 

最後はだんだんその思いが強くなり、

背中を押す手が緩んでしまった。

 

 

 

 

いろんな事が楽しくて、

いっぱい話した時があった。

患者様が亡くなって、

大泣きする後輩を叱った事もあった。

何も話せない、自分では動けない患者様を

それでも言ってることはわかってるよね?と

お互いを励まし合いながら、

一緒に患者様の事を考えたこともあった。

患者様のために本気で怒ったこともあった。

治療で悩めば相談し、

ああでもない、こうでもないと

時間を忘れて話し合う事もあった。

 

そういう環境が当たり前だった頃が

あったんだ。

 

患者様が、

笑うと嬉しかった。

だって、患者様が笑うと、

周りのスタッフも笑ってくれたし、

家族も一緒に笑ってくれた。

『先生、ありがとう』

そう言って手を握ってくれる患者様に対して、

『こちらこそありがとう』

と、言えた。

 

大事じゃないのか?

それは、大事じゃないのか?

大事だと、思うスタッフの数が、

一人でも増えるように、

私は遠く離れた場所から、

そっと祈ることしかできないんだけど。


2 コメント

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Unknown (シシ)
2014-08-30 23:50:49
こないだは、ありがとうございました。
楽しかった♪

最近、帰るのが普通に遅くなって。五時半くらいだったかなぁ。こないだのメンバーとうちの後輩ちゃん(7年目)と一緒になりました。
そこで、「今こんな人がいてね…」って話をしたのだけど、何だか楽しいひと時でした。

あぁ、昔はこんな時間がいっぱいあったな。
今は今をやり過ごすことに精一杯で、そんな風にみんなと話せていないなと思いました。

過ぎ去ると、その時間は輝いてくるね。
でもきっと今も、10年後の私達には輝いてる時間なんだよ。
「子供たちが寝静まってから、朝まで話したね」って。
直進の道をすごいスピードで走って、カーブでやたら遅かった彼女の運転を笑う日がくると思うんだよね~。

私たちは大丈夫。
だからまたみんなで話すときは、色々アドバイスくださいね。

はぁ~。やっと土曜日。この週末の、お休み前の夜が本当に幸せ。
このまえやり残した花火があります。
11月にやろうね!!
おおお!! (ひらかな)
2014-11-13 13:31:36
コメントに今気付きました・・・
ごめんなさい~~。
そしてこないだもありがとうございました☆
いや~。
楽しい時間でしたよ。またもや。

楽しい時間ってあっという間に終わるからや~ね~。

また遊ぼうね!!

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