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大滝詠一の名曲「幸せな結末」が“短冊CDの日”に8cmCDで復刻

2023-07-05 22:20:48 | メディア
大滝詠一の名曲「幸せな結末」が“短冊CDの日”に8cmCDで復刻。日本ポップス史に燦然と輝くスタンダードナンバーの魅力とは?
7/5(水) 19:01配信
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掲載:THE FIRST TIMES
■8cmのCDと長方形のパッケージ。七夕飾りの短冊のような形から『短冊CD』とも呼ばれる ポカリスエットCM|「日傘のひと」篇 ここ数年、Z世代の間で「昭和レトロ」がトレンドになっている。80年代~90年代を感じさせるような、レトロかわいい雰囲気が新鮮と受け止められている。2022年には「平成レトロ」が新語・流行語のひとつにノミネートされ、昭和・平成のカルチャーがZ世代を中心に大きな注目を集め、TikTokでは昭和・平成のヒットソングがバズっている。その平成の音楽シーンの中心に“存在”したのがシングルCDだ。8cmのCDと長方形のパッケージ。七夕飾りの短冊のような形から『短冊CD』とも呼ばれ、現在「平成レトロ」のアイテムとしても人気だ。 8cmCDは、最盛期の1997年の生産枚数は約1億6800万枚をピークに、2019年には約4万3千枚(日本レコード産業2020年版/日本レコード協会より)と、下降の一途を辿っていた。しかし2003年には『タイムスリップグリコ』(江崎グリコ)という、歌謡曲の8cmCDが付いたお菓子が大ヒット。さらにアーティストが8cmでリリースされたCDを12cmで復刻、再発売する際、ジャケットのサイズが異なるためデザインも変更しなければいけないが、元のデザインへのこだわりから8cmのまま復刻することが多い。8cmCDを知らない若い世代が物珍しさも手伝い、手に取る。しかし元々全国に多くの愛好家が存在し、持ち寄ったCDでDJイベントを行うムーブメントもあるなど、8cmCDが再び流行の兆しを見せている。そんな機運を受け生まれたのが「短冊CDの日 2023」だ。 短冊CDの誕生から35年。短冊CD(シングルCD)というパッケージを通じて、令和に活動するアーティストの音楽とCDショップを盛り上げていこうというイベントで、今年からスタートする。新作・旧作を含めた全61作品の短冊CDが、全国のCDショップで発売されるが、中でも話題を集めているのが7月7日発売される大滝詠一「幸せな結末」の復刻盤だ。この復刻盤には2023年最新リマスタリング音源が使用され、さらに、「幸せな結末」とカップリング曲「Happy Endで始めよう」のオリジナルカラオケが追加収録される。 ■歌の中の主人公のふたりの幸せを、邪魔しないようにという“しとやかさ”さえ伝わってくる。タイトル通り多幸感が溢れ出ている名曲 「幸せな結末」は1997年11月12日に、大滝の12年振りの新曲として発売され、木村拓哉、松たか子主演の月9ドラマ『ラブジェネレーション』(フジテレビ系)主題歌として大ヒット。2週連続でシングルチャートの2位を記録。大滝詠一名義では初のシングルチャートでのトップ10入りとなり、1972年のソロデビューから数えて25年目での初のトップ10入りは、史上最も遅い記録となる。結果的にミリオンセラーを記録し、その後数多くのアーティストにカバーされるなど、日本ポップス史に燦然と輝くスタンダードナンバーになった。 「幸せな結末」の作曲はもちろん大滝だが、作詞は「多幸福」(オオノ・コウフク)。この正体は、大瀧と、ドラマ『ロングバケーション』『ラブジェネレーション』の演出を担当した永山耕三氏とスタッフ陣による共同ペンネームだ。空間演出を感じる大滝独特のサウンド、ドラマのストーリー同様、恋する男性の想いを綴った歌詞、そして大滝の艶と湿り気を感じる声質の声から放たれる静謐な感情を感じる歌。まるで歌の中の主人公のふたりの幸せを、邪魔しないようにという“しとやかさ”さえ伝わってくる。タイトル通り多幸感が溢れ出ている名曲で、ドラマの世界観をさらに盛り上げ、その逆も然りだ。大きな相乗効果を生んだプロジェクトだった。 大滝は1981年、今も世界中で聴かれている名盤『A LONG VACATION』を発表し、大ヒットさせ、84年にはアルバム『EACH TIME』を発表。作家、プロデューサーとしても数多くのアーティスの楽曲を手がけながらも、1985年11月に発表したシングル「フィヨルドの少女」を最後に、自身の新譜の発売は「幸せの結末」までストップした。 ■大滝の新譜を心待ちにしていた多くのファンと、新たに大滝の音楽の虜になったファンの元に届けられたのが「幸せな結末」 そんな中で1995年から約2年間、人気テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)で大瀧が作曲、さくらももこが作詞した渡辺満里奈の「うれしい予感」と、植木等の「針切じいさんのロケン・ロール」が、それぞれオープニングとエンディングに起用されていた。この2曲は両A面シングルとしてCD化され、ヒットした。国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』とのコラボによって、大滝の音楽はお茶の間に広く浸透し、あらゆる世代から受け入れられた。そして大滝の新譜を心待ちにしていた多くのファンと、新たに大滝の音楽の虜になったファンの元に届けられたのが「幸せな結末」で、大ヒットになった。大滝が在籍した伝説のバンド・はっぴいえんどと結びつくこのタイトルは、ファンの心をくすぐった。 7月7日の「幸せな結末」の復刻盤に続いて、8月30日には大滝の作品集『暑さのせい EP』が8cm短冊CDとしてリリースされる。生前の未発表曲「暑さのせい」が現在『ポカリスエット』新CMソングとして大きな話題になっているが、『暑さのせい EP』は、「夏」がテーマの楽曲を収めた作品集で「暑さのせい」の2種類のシングルバージョン、その元となった1stソロアルバム『大瀧詠一』(1972年発売)収録曲の別バージョンであるカリプソ風「あつさのせい(もうメロメロ編)」に加えて、「Summer Lotion(Original Mix)」「Hankyu Summer Gift(Extended Version)」「Velvet Motel(Strings Mix)」「夏のペーパーバック(20th Anniversary Version)」「夏のリビエラ(SNOW TIME Version)」「真夏の昼の夢(Strings Mix)」が収録される
 


 

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