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赤ちゃんポスト預け入れ、昨年度は9人

2023-05-30 22:18:31 | 医療・歯科(口腔外科)医療について
赤ちゃんポスト預け入れ、昨年度は9人…出自情報提出に応じた母親は3人

慈恵病院
 親が養育できない子を匿名で託せる慈恵病院(熊本市西区)の「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」について、熊本市は30日、昨年度に預けられたのは9人で、過去最少だった2021年度の2人より7人多かったと発表した。開設された07年5月以降、預けられた子どもは計170人となった。また、病院は昨年度から、預け入れる母親らに任意で出自情報の提出を求めており、9人のうち3人が応じたと明らかにした。 【写真】10代女性「親に知られたくない」…慈恵病院の内密出産の仕組み
(写真:読売新聞)
 市によると、預けられた9人の内訳は男児5人、女児4人。生後1か月未満の新生児は7人で、生後1か月から1年未満の乳児が1人、生後1年以上の未就学児が1人だった。4人が戸籍法の「棄児」として熊本市が戸籍をつくった。
 病院ではこれまで、子どもへの手紙を残すよう促していたが、一部には出自の分からない子どももおり、子ども自身が出自を知る権利の保障が課題だった。このため、昨年度からは、病院側の呼びかけに利用者が同意すれば、運転免許証や健康保険証のコピーなどを出自証明書として預かり、封をして金庫に保管するようにした。望んだ子どもには将来、実親の同意を得て開示するという。
 出自を知る権利を巡っては、国は昨年9月に公表した指針で、出自情報は医療機関が管理し、開示時期などの内部規定をつくり、都道府県などと共有するよう求めている。
 病院の蓮田健理事長は「これが良いのかはまだ分からない。出自の開示については社会全体で議論されるべきだ」と述べた。


 
 


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