泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

料理する幸せ

2006-11-15 23:20:20 | 丹下一の泡盛日記
 今日は結局事務所に行かず自宅の仕事場で済ませてしまった。インターネットのおかげ、そして何よりスタッフの津久井さんのおかげ。
 
 自宅にいたおかげで午前中で学校から帰ってきた娘にお昼ご飯。そして晩ご飯。明後日から静岡でプレイバックシアター日本大会なので、夜、週末のための料理。 玉ねぎみじん切り炒めて、チキンスティックと人参のカレー。1987年のインドツアー以来、カレーは得意料理。ただし、娘のためにはスパイス控えめ、日本風にちょっとインドっぽくが基本。
 スーパーで350円で買ってきたすずきのアラ1キロで南仏風の魚スープ。オリーブオイルと玉ねぎ、にんにくでじゃばじゃば炒めて煮込み漉す。途中でトマトもぶち込んで、ううフランスパンとワインがほしいよん♪ 今味見したけど、けっこう♪な出来上がり。
 近所のAちゃんが北海道から送られてきたじゃがいもと玉ねぎくれたので、すりおろして卵と粉加えてジャガイモのパンケーキ。冷凍もできるし娘たちのお気に入り。

 料理は、いったん形になるから好きななのかも知れない。舞台は、そうはいかないからね。

 明日かみさんも帰ってくるけど、こんな食事を残してロードに出かけます。静岡では日本大会でパフォーマンス2本の予定。熊野に移動して半年かけた天女神楽の本番。戻って府中でプレイバックのコンダクター。続けて川崎でアクター。

 旅先ではどうしても飲む機会が多くなっちゃうのよ♪
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九州は美味しい

2006-11-14 16:49:32 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜かみさんは鹿児島で城山観光ホテルに泊まり、夜は地元の友人Mちゃんと大いに盛り上がったらしい。双方から電話があった。

 鹿児島は、父方の祖父が戦争中に引き上げてきてから暮らしていて、子どもの頃から休みになると訪れていた第二のふるさと。(もっとも自分は全国各地に「ふるさと」があって、今も増え続けている♪)
 この頃では、プレイバックシアターのグループができたり、仕事で行くことがあって、とてもうれしい。

 鹿児島だけでなく子どもの頃長崎にも住んだことがあり、オーケストラの先生とはいまだに交流がある。

 だから九州と聞くととても親近感が湧き、そして城山観光ホテルの朝食の美味しさを知っているだけに「ずるい! ずるい!」と叫んでしまう。朝食にさしみが出ていて、朝一番に食べてもおかわりしてしまう美味しさ。
 魚の美味しさは言うに及ばず、そばつゆで食べる豚のしゃぶしゃぶ。。ああ、よだれが。この店は近頃銀座に支店を出したそうだが、お値段がぜんぜん違うらしい。ファンとしては、鹿児島値段で出してほしいものだ。
 九州は、とにかく美味しい。そして、様々な思い出がよぎる。。。もう長い間会っていない友人たちの顔。どうしているかなあ。
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ハムスターな娘

2006-11-13 22:06:02 | 丹下一の泡盛日記
 今日からかみさんは再びツアー。朝一番に出かけ鹿児島行きのフライトに。くっきりとそびえる富士山を見ながら駅までおくる。
 昨日からぐんと冷え込んだ。今朝も寒い。子どものためにコーンスープをつくる。いらんと言ってたかみさんが振り向くと食べてる。今朝は冷えるからねえ。

 今日の午前中は、金沢文庫で子育て支援ワークショップ。スクールでも一緒に卒業したプレイバッカーズのえりちゃん(高橋江利子)が、企画したシリーズ。今日は僕がファシリテーター。
 意欲的なお母さんたちと遊ぶ♪ 今日はストーリーもやったのだが、重くて深い話も。

 今日は、Mくんが下の娘の家庭教師の日。晩ご飯には、一緒に行ったポーランドの赤いボルシチも用意。ゆで卵入りだから「ボルシュ・チェルノブリィ・イ・ヤイコ」ね♪ Mくん「おお!」と目を見張る。

 娘の部屋は、信じられないくらい散らかっている。ハムスターの巣のようだ。あまりにひどいので、彼女は部屋が散らかっていないと安心できない病気なのだと信じている。
 Mくんが来るのでどうするのかとじっと様子をうかがっていると、片付けるのではなく、適当にまとめた大きな固まりを僕の部屋に押し込んでなんとかごまかしている。嗚呼(T.T)
 こんな娘でもいつか部屋を掃除したり、台所で洗い物をしたりするようになるのだろうか(もちろん女性としてではなく生活者としてね)。不安だが、きっとその辺のことを全部やってくれるパートナーに出会うに違いないと自分に言い聞かせている。
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炭水化物大好きな男

2006-11-12 21:31:41 | 丹下一の泡盛日記
 今日は久しぶりのプレイバッカーズの稽古。全国どころか海外も飛び回るメンバーもいて、全員集まる時間をつくるのはなかなか難しい。そしてワークショップのファシリテーターを務めるメンバーが自分も含めて半数以上。おのずから内容も濃くなろうというもの♪
 
 濃い内容とは全然関係ないが、一番若いメンバーのBは炭水化物が大好き。今日のお昼ご飯は、カップラーメンとライス。ラーメンと白飯が大好きなのだそうだ。野菜は嫌いで冷蔵庫の野菜室なんかぜったい開けないとか。そして稽古の後、一緒にラーメン屋に寄ったのだが、彼は醤油ラーメンをオーダー(自分はビール♪)。

 年末に忘年会があって自分はいくつか作るつもりなのだが、Bを見ていてテーマはずばり美味しい野菜料理にしようと決めた。乞ご期待♪
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ダライ・ラマのことば

2006-11-11 22:47:17 | 丹下一の泡盛日記
 今日はイー・ウーマンの講演者養成講座。午前午後と2時間づつ計4時間。例によって最初にインタビューからはじめ、グループ全体の波動をチェックしていく。おかげさまで楽しく遊んでいただけたみたい♪

 帰りにちょっと寄り道しようかな、なんて思っていたら湘南新宿ラインの中で爆睡。気がついたら逗子駅だった。。。珍しくかみさんが晩ご飯を用意してくれた♪

 食卓にあった新聞で渡辺貞夫さんがダライ・ラマのことばを紹介していた。「あなたが他の人々の幸福のために働けば、あなた自身に永遠の幸せが保証されるだろう」
 同じようなダライ・ラマのことばを額に入れて仕事場に掲げている。僕自身はお会いしたことはないが、かみさんは通訳者として仕事をしたことがあり、今でも彼女の誇りである。

 俳優としては、自分自身のために舞台に立つ。プレイバックシアターの場合などは、それが人の役に立つことも多いが、究極的には自分のためだと思っている。だから他ではできるだけ人の役にたつ仕事をしたいと思っている。

 料理を一生懸命つくってしまうのも、はっきりと誰かの役に立っているという実感がわくからなのかもね。ちなみに今は自分の幸せのためにディータをオレンジジュースで割って飲んでます♪ 
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ベルリンの壁

2006-11-10 18:20:33 | 丹下一の泡盛日記
 明日は、イー・ウーマン講演者養成講座の講師。年に2回ほど担当させてもらっている。
 イー・ウーマンの受講生は、モチベーションも高く、ただお馬鹿なゲームを積み重ねていく自分のワークショップも楽しく一緒に「遊んで」くれる。こちらも毎回プログラムを修正して臨む。今回もスクールで学んだことを実践するいい機会である。
 10:30からランチをはさんで15:30まで楽しく遊んできます♪

 そして、今日はベルリンの壁が崩壊した日。あの頃、毎日新聞の縮刷版の索引を編集するバイトをしていて担当は国際情勢だった。
 おかげで毎日新聞を読み、現代世界史や経済、地理を18年近く学び続けることができた。いろんな国に出かけて「お前どうしてそんなにうちの国のこと知ってるの?(日本人なのに)」と聞かれたことは一度や二度ではない。ウサマ・ビン・ラディンの名前も911の前から知っていた。
 当然ベルリンの壁の崩壊につながる流れも追いかけ続けていて、人々が壁をがんがん壊している映像は、当時の新宿のアパートで仙台の役者と一緒に観た。(そういや911の日は、仙台の劇作家と一緒だったな。。。)壁の崩壊を素直に喜び、興奮した。新しい時代の幕開けだった。
 あれから17年。世界は、その後再び混乱の中にあるように見える。残念ながら第2次世界大戦が終了したその日から今日まで、世界のどこかで武力紛争(戦争)で人命が失われなかった日はない。それでも世界は、51対49で良い方向に進んでいるのだと信じている。
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冠雪の富士山

2006-11-09 14:35:25 | 丹下一の泡盛日記
 日曜日にスクールを卒業するとき「2~3日は気をつけるように」と先生が。心がICUから出てきたようなもんで、ちょっとしたことがずどんと響いてしまうのだ。
 月曜日に家族で「ワールド・トレード・センター」など観てしまったせいでもないだろうが(ほんとは「フラ・ガール」を観に行ったのに(T.T) 、火曜日と水曜日は、なんだかぐったり。ほとんどベッドから出てこなかった。(犬散歩と子どものご飯と弁当はつくった)かなり寝汗もかいたので、熱も出ていたのかもしれない。ま、それでもなんとかなるのだから幸せモノである。
 今日は、そうもしていられず事務所へ。洗濯機3回まわして全部干し外へ出てみると、素晴らしい景色。
 右手から丹沢~富士山~箱根そして相模湾が光っている。富士山の冠雪が美しい。やっぱり富士山には雪だな。澄み切った空気を感じながら、この景色を見ていると、力が湧いてくる。
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卒業

2006-11-06 14:11:26 | 丹下一の泡盛日記
 昨日、足掛け6年かけて単位をとったスクール・オブ・プレイバックシアターを無事卒業し、同期13人の中の一人となった。
 卒業式までの4日間は、座学も含めてかなり濃い内容の授業が続き、へとへとになった。右脳と左脳をフルに使う状態が続くので、ものすごく疲れる。

 大学まで卒業式にはなんの感慨も沸かなかったが、大人になってからの卒業はこんなにもうれしいものかと思った。
 自分は、めったなことでは公の席で涙を流さない。(そういう訓練を受けてきたので)しかし、卒業証書を受け取り短いコメントを話そうとして、ことばに詰まってしまった。コメントは家族への謝辞で、参列者の最前列にかみさんと娘がいたからかもしれない。

 式の後は、海辺の地中海レストランでパーティー。シャンパンで乾杯。
 もちろんこの「卒業」は、ただの始まり。ただの新しいスタート。そして、それも素直に祝った。

 17日から静岡で始まる日本大会でみんなと再会できるのが楽しみだ♪
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