泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

こうたろうの初戯曲上演に立ち会う

2014-02-17 13:48:10 | 丹下一の泡盛日記

こんなことするから太るんだけど。
夜遅くなってからなんだか妙に食べたくなって、たらの芽の天ぷら。
ついでにズッキーニやししとう、ウドの皮のかき揚げも。

プレイバッカーズのこうたろう(秋山耕太郎)はクラーク国際高校のパフォーマンス科の先生/教員でもある。
ラッパーである彼は全国でただ一つという「ラップの授業」も担当。
この高校の「発表会」/舞台公演のレベルはめちゃくちゃ高い。
(柴野さつきさんのミニオペラ「ブラヴァンのジュヌビエーヴ」の時も、ここの生徒2人に出演してもらった。)
今回の舞台は、こうたろうが台本を書いた。
戯曲を書くのは初めてだという。
1年以上をかけた作業の話は本人からも聞いていた。
これは必ず立ち会わねばならないと出かける。

舞台は、やっぱり素敵だった。
彼らは基本16~18歳。
パフォーマンス科だから当然演技に加え、うた、ダンス、殺陣など舞台人としての訓練を受けている。
それらのレベルは決して低くないし、彼らが「できること」を上手く組み合わせて一段高いところに持っていく周囲の大人たち(講師陣)もすごい。
その上でなんだけど、「演劇」は音楽や絵画と比べると技術から一番遠いところにあることもよくわかる。
20代後半になってしまったら見ることができないと思われる瞬間がいくつも。
「時分の花」がたくさん開いている。
あんな「魂の叫び」の声は10代の今しか出てこないだろうなあ。
と、時折うるうるしながら観劇。
劇作家・秋山耕太郎の誕生に立ち会えたことも嬉しい。

すべての劇中歌の作曲は、プレイバッカーズにゲストミュージシャンで参加してくださったこともある「えりなっち」こと田村依里奈さん。
こうたろうとも作詞・作曲のコンビの曲がたくさんある。
ガムランベースの曲のうたが自分には大ヒット。
集団の歌声のひびきが本当に美しい。
そして、客席には見知った顔がたくさん。
これもこうたろうの人徳だろう。



夜、イー・ウーマンの受賞をお祝いしていただいた。
ここで食べる寿司と日本酒はやっぱり別格だな。

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