泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

Tちゃんと4年ぶりに再会

2016-01-29 23:50:17 | 丹下一の泡盛日記

ブータンのドキュメンタリーを真似して以前、父が暮れた蕎麦粉を引っ張り出してきて卵を割り入れて分厚いクレープに。
ピーマンと椎茸、玉ねぎを唐辛子とチーズで煮込んでエダマツィもどき。
いい加減に作ったんだけど、ものすごく合う!
美味しいなあ。
これ来客に出せるように極めるべし。
だって酒にも合うんだもん。

2012年、香港に招かれたワークショップで通訳をしてくれたTが日本に遊びに。
もう何度も来ているのだけど北海道に行ったり奈良京都だったり。東京は外されていた。
まあ東京でどこに案内すればいいのか、こちらだって悩むもんな。
今回、彼女は妙高高原の民宿に泊まりスノーボードを思う存分、そして陶芸を楽しんだ。
東京には成田に行く前に三鷹のとある美術館で「トト*」に会いたい、というロンドンの大学出たセラピスト。
「朝ご飯まだ食べてない」というので、まずはしょんべん横町の立ち食い蕎麦屋にご案内。
ここは新宿で一番美味しいスタンド蕎麦屋。
「思い出なんとかって書いてあるんだけど、ここは”しょんべんストリート”って言うんだ」
「まじで!?」きゃあきゃあ笑ってる。
もちろんその由来を説明。第二次大戦後のブラックマーケットが云々。興味深そうに路地を観察。

花園神社。
弊社の稲荷の祠の背後に石の男根が立っているのも見せた。
「うわ~~~何これ~~~」とか騒ぐので、これはジョークではなくてシリアスなある種のまじない、と説明。
一緒におみくじをひいたら二人とも大吉だった。
神からのメッセージを説明。
なにかがヒットしたらしく、突然マジになって「今のあたしにすごく必要な言葉。。。」。
ここでテントで芝居やる劇団が。俺、学生の頃から大好きでずっと見てる。
「面白そう。あたしも見たい!」。
もちろんそのままゴールデン街にも。昼間だけど。
「昔は一階がバーで、ええと二階が、」
「あ、わかった。ガールと一緒に上がるんだね」。
歴史の授業のようだ、と喜んでくれる。
ちなみに彼女はダイバーシティーを含む男女共同参画や人権問題のワークも担当していたりする。

スタンド蕎麦だけでは申し訳ないので、最後は甘いものにした。
4年前一緒に深い4日間を過ごした体験のおかげで、思い出からあっという間に「今の香港」の話に。
もしかすると香港では大きな声で話せないのかなあ。
そして、最後に「実はね」と。
「あの4年前のワークショップを一緒にやってあたしも変わったの」。
「こないだ香港のプレイバックシアター・カンパニーでミュージシャンでデビューしたの」だと。
おお、今度はそっちでも一緒にやれるかな♪

コメント
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