泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

伊豆半島の自然に洗われる

2014-06-09 11:40:05 | 丹下一の泡盛日記
日曜日、NYのPTスクールの同級生Cと熱海で再会。
彼女とはカリフォルニアや日本でなど何度か再会している。
今回も仕事で京都に来ていて、終了後に熱海の友人の家に泊まりに来るのだとか。


早起きして電車に乗る。
この頃は横浜から西へ行くことは滅多にないが、逗子にすんでいた頃は、もちろん毎日のように通った路線。
熱海も何度も出かけているので懐かしい。
前夜の大雨が上がったのが奇跡だと思っていたら、ぐんぐんと晴れだした。
熱海駅でCとがっちりハグした頃にはすっかりいい天気に。
Cの大阪時代の友人S夫妻の車で富士山を見に行こうよ、とドライブ。



緑が、空の青さが、雲の白さが目に眩しい。
そして、うう、これに乗って上に行くんですか!?
自分は高所恐怖症で、こないだの宮島でも死ぬ思いをしたばかりだ。


Cは「きれい! 海が見える。見て! 振り返って!」と興奮しているが、振り返るなんて論外である。
なのでカメラで撮った。
顔がひきつってる。。。。

それでも山の上で風を感じ、自然のエネルギーでリフレッシュ。
身体が「緑」に飢えていたことがわかる。
そして、震えながら山を下りる。
だって前に景色が広がってるんだもん。。。。
歩いて降りるのは全然平気なんだけどなあ。


S夫妻は本当に丁寧な気配りで、ランチの後、MOA美術館へ。
中には入らなかったけど、図面をもとに復元された尾形光琳の屋敷など興味が尽きない。
自分は夕方には辞するつもりだったのだけど「ディナーの時間はあるか?」と訊かれては断る理由がない。
すっかり甘えてしまった一日だった。
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明大で「フォルスタッフ」

2014-06-09 09:32:24 | 丹下一の泡盛日記

金曜日、明治大学で「フォルスタッフ」。
ちょっと肩に力が入っていたかもしれない。
「雌鹿(めじか)ちゃん」というところを「牡鹿(おじか)ちゃん」と読んでしまった。
昔、関さんが朗読の台本には全部ふりがなを振っていた。
本番でふとしたはずみに変な読み方をすることがあるから、との理由だった。
シェイクスピアの朗読は12年で50本はやっていると思うが、こんなことは初めてだ。
襟を正さなければいかん。。。
それでも全体にはよい時間。
大きな拍手をいただいて終了。

大雨の中を神奈川新町に移動。
猪股俊明さんと井村昂さんがチェーホフの「熊」をやるという。
井村さんは「白鳥の歌」も。
大事な二人の先輩が初めて一緒になったのは自分の企画「イマキュレート・ミスコンセプション」でだった。
生では初共演。
立ち会うことができて本当によかった。
座席がペアになっていて、たらちゃんこと野田貴子さんにご一緒してもらった。
この4人が顔を合わせることにもちょっと心が動く(謎♪)
猪股さんがしっかり受けてくれるからだろう。こんなに生き生きとした悪戯小僧の井村さんをみるのは久しぶりだ。
間に挟まれた若い女優さんも、かつての中也こうを思い出させる演技で、全体を大いに楽しんだ。


この日は猪股さんの誕生日。
終演後、バースデーケーキが配られた。
猪股さん、66歳になったそうな。
この日はかなりお馬鹿な男(舞台上で)で笑ったが、これからもますます一直線に走り続けてほしいなあ。
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