泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「父は空 母は大地」無事終了

2013-12-19 16:06:00 | 丹下一の泡盛日記
昨日、18日は10時にはキッド・アイラック・アートホールへ。
なんてゆっくりなんだろう。
本番の迎え方も随分変わったもんだ、とあかるちゃんと話す。


ゲネプロから。
今回これしか写真を撮っていない。
基本的に構成演出に専念していた。
それと神楽太鼓。
役者としては一言二言で、後は背後の席でちょろっと太鼓を叩くくらい。
なので、自分の視線と耳に集中していてカメラという別の目を使うことができなかった。
代わりに大好きな山口敦さんに撮影をお願いしたので仕上がりが楽しみ。

ぽんちゃん、さすがの立ち姿と朗読。
そして、あかるちゃんの舞も素敵だった。
観客の某演出家に「あの女優はただ者ではない」と言わせたそうな。

何よりもとんちゃん(矢中鷹光)が素晴らしかった。
天女座で夜中飲んだりしている席で彼の弾き語りをたくさん聴いてきた。
こんな曲ができたんだけど聴いてくれない、と。
普段は紫帆さんとセットなのだけど、一人一人もいいだろうなあ、とずっと思ってきた。
彼の最初の本格的なソロライブを構成演出できて本当に光栄だ。
シリーズ化して続けていきたいものだ。

そして、これらの構成全ては寮さんの「ことば」たちから生まれてきたものだ。
寮さんのこの本のことばがとんちゃんとあうだろうと気がついた瞬間から、イメージづくりはもうほとんどできていた。
できた曲を適当につなぎあわせてのライブではなく、背後のストーリー/ことばたちを関係をつくりながらの構成は、難しいけれど楽しい。
紫帆さん(矢吹紫帆)はじめミュージシャンたちとあらたな作業に入れるかもしれない。

今年の(自分の)本番はこれで終了。
昨年末の誕生日に「お産」の場面で生まれてくる子どもを演じた。
不思議なご縁と思い今年のテーマは「産」だった。
文字通りたくさん舞台を創ってきた。
これは来年も続くだろう。
楽しみだ!
コメント
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