泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「故郷」を思い出す商店街に出会う

2012-06-19 13:46:16 | 丹下一の泡盛日記
昨夜「かもめ食堂」をテレビで観た。
以前から見たいと思っていた映画。思った通りの秀作で楽しんだ。
フィンランドの首都ヘルシンキが舞台になっていて、そこで日本食をメインの食堂を運営する話。
メインの女優が3人とも舞台出身で、設定もどこか舞台のようで、それが映像に組み込まれているのが面白かった。
フィンランドは行ったことが無いが、フィンランド人の知人は沢山いる。
実はプレイバックシアターが盛んだったりするのだ。
町の雰囲気が何とはなしにワルシャワやウイーンなど東欧を思い出させてくれるので自分にとっては懐かしいことこの上ない。

一時期、バーで自分の料理を人様にお出ししていたことがある。
お客様のためにまた料理をつくりたい気分になった。
フィンランド、留学していた香港人のモンティから色々と聞いたばかりだけど、行ってみたくなったな。
それと部屋の壁が白いのも好きなんだけど、緑やピンクのも好き。
この部屋の壁も塗り替えたくなるな。

今朝は、3回目のダンスレッスンへ。
身体動かすのはやっぱりいいもんだ。
一人だとついついさぼってしまう。
それと姿勢を直されるので、パソに向かって猫背になった背中が伸びて実によろしい。

帰路、気になっていた商店街へ踏み込んだら、これが大正解。


まあ、このあたりは雑然とした下町なのだけど自分の故郷新宿の裏町の様でもあり。
食器など購入しつつ歩いて行くと、やっぱりありました。


ハングルと日本語の併記が嬉しい。

こんな店が次々と現れる。
白菜のキムチ購入。

中華の豚肉専門店もあり、とん足をはじめ「何から何まで」味付けして売られている。
こちらには台湾名物牛肉麺の店も。


台湾のJは毎年数ヶ月をイギリスで過ごすが、一番恋しく思う食べ物がこれなんだとか。
台北で一緒に食べたことがある。
八百屋では、空心菜、香菜にササゲ豆も!
タイ語を話す人や(多分)台湾語を話す人が吟味して買ってゆく。
このごちゃ混ぜになったエネルギーが大好き!

蕎麦屋に入り、ざる蕎麦。
聞こえてくる会話が「昨夜、放火があって、うちの息子が見つけたんだ」とか「青タンつくった女の人が。。。やっぱり暴力ふるうのと、働かない男は嫌よね」などと、これもなんだか故郷を思い出す「懐かしい」ストーリーが漏れ聞こえてくる。
なんかちょっとだけ旅をした気分になり、素敵なリフレッシュになった。(まあ、最後の会話はどうにも。。。だけど)
次回も帰りはここを通らねばなるまい♪

コメント
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