泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

シェイクスピア朗読で「授業」

2010-07-28 18:39:47 | 丹下一の泡盛日記
 今日は某大学の看護学科の特別授業にシェイクスピア朗読チームで参加。
 建物の中に入ると吹き抜け中央にナイチンゲールの大きな像が目の前にどーんと。。
 実習なのか、ピンクの看護士の制服を着た女の子たちが通り過ぎて行ったりする。

 いつもは江戸馨さんの解説と司会進行で朗読をメインに進めて行くのだが、今日のメインディッシュは江戸さん。
 シェイクスピアを専門にやり続けているだけあって彼女の解説は実に面白い。そして実践(翻訳・演出、そして俳優)している演劇人でもあるので学者とは違ったからだを通した話が具体的で面白い。
 いくつもの翻訳に触れてきたし舞台上で演じてもきた。そして自分は彼女の翻訳が素晴らしいと思っている。
 彼女との作業のおかげでシェイクスピアの面白さに目覚めたと言ってもいい。

 本番の方はなんたって江戸さんの話がメインなのでいつもに比べれば楽だ。
 お題は「ハムレット」。いつものように場面を朗読する他、江戸さんのプランである会話を5種類の訳で読み比べたり、志賀直哉のハムレットを下敷きにした小説の一部を自分が読んだり。
 楽師の佐藤圭一さんのリュートのソロもいつもより多く、楽しい「授業」になったのではないだろうか。

 この大学は梅屋敷駅の近くにある。
 ちょっと思い出のある駅で商店街を一人歩きながら10年前を懐かしんだ。
 あの頃、ちょっと夢見たんだよな。甘い記憶、辛い記憶がわき上がる。

 懐かしい店でぬか漬け購入。
 帰宅してさっそく刻んでお茶漬けに。からだにしみる。
 気分を変えて、わんこたちを引き連れて長い散歩に。
 昼間にシェイクスピア朗読をしたのは(自分は)はじめて。明るいうちに打ち上げも無く帰宅はなんか変。
 わんこたちと歩くのがいい時間になった。

 帰宅したかみさんとこれから打ち上げ♪
 
コメント
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