焼肉店がある辻まで戻り右に曲がって南下。「らむーる」という飲み屋のそばに「バルコニーを持つ家」を発見した。ここはアイボリーに塗り直しているが、丸柱をよく見ると元々はタイル貼りであったことがわかる。
赤線時代には鮮やかなタイル装飾が施されていたのかもしれない。バルコニーに派手な柄の毛布が2枚も干してあり少し違和感を感じた。ここから路地をほぼ真っ直ぐに北へ進んだ。
突き当たりに銭湯「隅田湯」がある。色街ゆえなのか、屋根の格好などは随分と変わっている。これで私の「新玉の井」探訪は終り、時間潰しにクドウヒロミさんが『モツ煮狂い 第二集(平成烏有堂 2007年)』で紹介した「もつ酒場」の場所を確かめに行ったのである。