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歴史文化交流館 鎌倉に新名所誕生(平成29年5月15日から公開)

2017-05-16 05:27:08 | 地域情報

鎌倉市が同市扇ガ谷(おうぎがやつ)に整備を進めていた「鎌倉歴史文化交流館」が完成し、十二日に開館式と関係者向けの内覧会が行われた。一般公開は(五月)十五日から始まる。市は年間六万人の入館を見込んでおり、鎌倉の新名所になりそう。 (草間俊介)
 同館は、いずれも鉄筋コンクリート造りの本館(二階建て、延べ約千百四十平方メートル)と別館(平屋、約二百七十平方メートル)があり、鎌倉の古代から現代までの歴史を約二百五十点の出土品やジオラマ映像などで紹介する。第二次世界大戦中にユダヤ人を救い「日本のシンドラー」と称され、晩年を同市で過ごした外交官の杉原千畝(ちうね)氏の展示もある。
 交流館の場所は、以前は旺文社創業者で、英単語本の出版で知られる赤尾好夫氏の邸宅だった。同氏の死去後、土地は同氏が設立した財団、不動産管理会社、親族の所有となり、親族らが本館と別館の建物を建て、二〇〇四年に完成した。市によると、設計は英国の著名な建築家*ノーマン・フォスター氏が手掛けた。

*建築家ノーマン・フォスター氏の受賞歴
RIBAゴールドメダル(1983年)
AIAゴールドメダル(1994年)
プリツカー賞(1999年)
高松宮殿下記念世界文化賞(2002年)
スターリング賞(1998年、2004年)
アストゥリアス皇太子賞芸術部門
(2009年)

鎌倉市は一三年、親族所有分を市が三億円余で買い取る条件で、財団と管理会社から施設改修費十五億円と土地、建物の寄付を受け、全体を取得した。
 市は当時、鎌倉が世界文化遺産に登録される見通しに立って、ガイダンス施設を計画していたが、登録は成らず用途を再検討した。
 本館はもともと住宅として建てられており、市は十一億円余をかけ元の設計に配慮しながら展示施設に改装。本館内部は壁に仕切られ、奥へ進むにつれ外部風景を取り込み暗から明へ移行するというフォスター氏が設計した造りがそのまま残されている。
 青木豊館長は開館式で「多くの皆さまの協力で開館にこぎ着けた」などと感謝の言葉を述べた。
 日曜・休日は休館。午前十時〜午後四時(入館三時半まで)。入館料三百円(小中学生百円)。
東京新聞WEBより転載
https://www.google.co.jp/amp/amp.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201705/CK2017051302000158.html?espv=1

詳細は、以下の鎌倉市のホームページで
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/rekibun/koryukan-open.html

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