硝子戸の外へ。

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揚げ足を取りたがる人達。

2013-05-10 07:10:29 | 日記
昨日の報道から違和感を感じてならない川口順子参院環境委員長解任決議の可決について少しだけ述べておこうと思います。

川口さんは中国の国務委員の方との対談に対応するため渡航日数を延期した。

しかし、その為には25日から始まる環境委員会をなんとかせねばならない。

延期可能な案件を重視するべきか、それともなかなか得る事の出来ない案件を重視するべきか選択に迫られる。

中国の国務委員の方との対談をキャンセルしたその後のリスクを考えると誰もが延期可能な案件を選ぶのではないでしょうか。

もちろんドタキャンは赦されるわけがない。したがって承認を得るため、自民党は野党に対し帰国延期を求めたが認められなかったのだという。

それで、解任決議案の提出に至ったわけであるが、この流れが不思議でならない。

民主が与党時代に野党である自民党からさんざん揚げ足を取られ何人もの議員さんが解任に追い込まれた。それによって国会自体が前に進まなくなった事はまだ記憶に新しい。 

問題が山積している現在。揚げ足を取りに心血注ぎ、国会の歩みを止めてしまう事に意味は無い筈である。それを重々分かっているはずである。

いい大人がなぜそんな事を繰り返すのであろうか。国取りゲームのような行為を国会で行っていていいのであろうか。

止揚を目指す事が大切ではないだろうか。

それとも「我々ならば、隣国が配慮してくれる」という自信があったのであろうか。

野党各党は「国会軽視だ」と批判したというが、これは言葉を変えると「俺たちをばかにした」と言う事ではないでしょうか。

そして「ただではおかねぇぞ」というのが「解任決議案」で、「可決」は「ざまあみろ」であると思う。

そう考えると、ただただあきれるしかないのである。

でも、その議員さんを選んだのが有権者なのだから仕方がないけれど、しかし、つまらないからと選挙権を放棄し票を投じない結果がこのような事態を生みだしているのかもしれないとも思うのです。




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