硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

人はなぜ戦争をするのか。

2022-02-27 16:12:34 | 日記
侵攻は留まらず、着実に一つの国を侵食し続けている。
其の戦闘に反対する声が多いのにもかかわらず、その手を止めない。

君主はクレイジーだからと断言することもできるが、絶対的な権力を持った者ならば、誰もが一度は思い描く未来を実現しようとしているだけなのかもしれない。
それは、到底理解できないものであるが、ジークムンド・フロイトは、なぜ人は戦争するのかをテーマにアルベルト・アインシュタインと議論した中で、要因の一つとして、「破壊欲動が無意識レベルに存在し、それが理念的な動機を後押している。」と分析しています。
さらに、続けて、「人々が焦がれてやまない永遠の平和を達成するのに、戦争は決して不適切な手段ではないだろうと。戦争は大きな単位の社会を生み出し強大な中央集権的な権力を作り上げる事が出来るのです。中央集権的な権力で暴力を管理させ、そのことで新たな戦争を二度と引き起こせないようにできるのです。」と述べているのですが、もし君主がこの思想を持って現在の事象を作り出しいているのならば、計画を貫徹できたとしても君主が君臨している間だけでしか維持できない。

それは、フロイトが上記に続けてこう述べているからです。

「現実には、戦争は永遠の平和を実現させてはいません。」
「征服によって勝ち得た状態は長続きしないものだからです。」

もし、それを理解したうえでの行動だとしたら、問題の根源は、誰が君主を後押しをしているのかになるのではないかと思う。

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