探墓巡礼顕彰会-墓碑調査・研究プロジェクト-

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創業と守成と

2019-01-05 22:54:26 | 会員の調査報告
会員のカトケンです。
新年あけましておめでとうございます。

楽しみにしていた正月時代劇「家康、江戸を建てる」を見て、家康が新国家建設に当たって才覚者たちを活躍させる目の付けどころに今回はスポットが当てられた(写真は静岡市にある後藤庄三郎供養塔と銅像。大久保主水の墓は東京谷中瑞輪寺にあるというが、筆者未見)。





戦争から生活にいち早く目を向ける視点は、経営者にも重ねることができよう。

だが考えてみれば、徳川政権の権力基盤は、家康時代は大坂の陣で武家の争いは収まったものの、秀忠が娘を天皇に嫁がせ、家光がようやく朝廷を抑えて軌道に乗ったと言えなくもない。

その意味では、2代・3代の守成が重要で、初代による創業をさらに盤石なものとすべき次の手がいかに大切かが改めて分かった。

そうすると、創業時の側近から守成時の側近は誰がいるか。そんな視点で掃苔を進めていくのも楽しい1年になろう。

それはさておき、今年最初の掃苔は予備校時代の同級生たちと焼津で新年会の前に1時間ほど。安政7年遣米使節団員 益頭駿次郎の墓を訪ねた。

看板はすぐ見つかったものの(=写真)、墓が見つからない。そんなに広い墓域ではないのに西日がまぶしくて苗字が読み取りにくい。



夕方に来たから無理もないのだが、やうやくのことで益頭家の墓にたどり着いた。墓域のいちばん奥に立っていた。(=写真)





探しがいのある墓だった。益頭は米国のほか欧州にも足を運んだ(竹内遣欧使節)。一度派遣されて、また行く機会を得た1人である。このやうな人が何人かいる。

1人ひとり墓を探していくのも面白い。今ちょうど新年会のメンバーが解散したところだ。三島や富士から来てくれた。ありがたい正月である。

本年もよろしくお願いします。
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