たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。



尾瀬ケ原、日帰り散策 2009年6月1日(月)

2009-06-03 | 新潟、北陸、尾瀬とその周辺の山

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一年ぶりに尾瀬を訪問しました。
戸倉発6時30分の鳩待峠行きのバスに乗るつもりで朝3時30分に家を出ました。
そこまで早起きするのなら、前夜発にした方が効率が良さそうなのですが、ちょっと訳があってそれはできないのです。
早朝の関越道は順調に流れ、戸倉には余裕で到着、6時15分には乗客が集まり、乗り合いタクシーで鳩待峠に向けて出発することができました。
定期バス以外にも乗り合いタクシーが頻繁に出ているので、無理にバス時刻に合わせる必要はないようですね!

標高1600mの鳩待峠は冷え込んでいて寒さで思わず身震い、一枚重ね着して、さあ出発です!

最近すっきりしないお天気が続きますね~、昨日もかなり降ったようで登山道は濡れて滑りやすくなっています。
一歩一歩を慎重に運びます。

平日のこの日は山ノ鼻へ向かうハイカーも数えるほどでマイペースで歩けるのが嬉しいです!

山ノ鼻が近くなると、オオバキスミレが目立ちます。昨年の同時期もこの道を下りましたがオオバキスミレは僅かだったような…それとも、あまりの行列で気付かなかっただけなのかしら…
しかし、花数は多いもののどの花も閉じています。
もう少し陽が上がれば開くのかなぁ~?
この時点では、帰路は長沢新道を登り富士見下へ下ると決めていたのですが、これから開花するであろうオオバキスミレのことが心残りで、この道を引き返したい気持ちに傾いています。
これだけの群生です。咲き揃った様子を想像するだけでワクワクします!!
うん、やっぱり富士見峠は次回に…

写真は帰りに撮ることにして先を急ぐことにしました。

“そうと決まれば、あの「貴婦人」にも逢っていきたい!”
という訳で、残雪の長沢新道の登りを取りやめた気楽さから、トガクシショウマ観賞へと計画を大幅に変更しました。


その前に今回、第一の目的オオバタチツボスミレを探さなくてなりません。
時期が少し早すぎるけど自然観察見本園ならば少しぐらい咲いているかもしれないと考え、一周することにしました。
尾瀬には何度も来ているけど“見本園”を回るのは初めてです。

見本園という名前からちょっと敬遠していましたが、どうしてどうして…ここは素晴らしい景色と花々の宝庫でした。





天気の回復が思ったより遅れ、雨は降ってないけれど、どんよりとした生憎のお天気です。


霜の影響で白い苞の先が茶色く傷んでいるものが目立ちますが、一面のミズバショウは圧巻です。
木道は一部冠水した箇所がありましたが、人も少なく、ここならゆっくり観察できそうですね!





リュウキンカとミズバショウがうまい具合に配置され、黄色と白のコントラストが実に見事でした。

そして、ついに探していたオオバタチツボスミレを見つけました!!


~オオバタチツボスミレ~

まだ、完全に開ききってきませんが、1メートル四方で3輪ほど確認できました。
う~~ん、これがオオバタチツボスミレかぁ~~!
時季が少し早いので咲いているか心配でしたが、ラッキーです


オオバタチツボスミレの葉をそっと分けてみると中から可愛い蕾が顔を出しました。
6月中旬ごろが見ごろでしょうか?




この時季の尾瀬はサンリンソウが群生していて、可愛い花があちこちでみられました。

~サンリンソウ~

春一番に咲くニリンソウ、二番手がイチリンソウ、そして最後がサンリンソウの順で開花していきます。


でも、どうして三輪草なんやろ…?三輪も咲いているのを見たことないし…??


東電小屋に向かっていく途中で木道の架け替え工事に遭遇しました。
尾瀬では、東電と環境省が地域を分担しておおむね10年ごとに木道を架け替えているそうで、古い木は木材チップなどにして完璧にリサイクルされていると話してくださいました。


ヨッピ橋前の休憩所も木の香漂う心地よいスポットに変わっていたし、
大雨で流された旧尾瀬橋は立派に復旧していました。





~ショウジョウバカマ~
 
尾瀬の湿原はショウジョウバカマのピンクが点在していました。
尾瀬のショウジョウバカマはこぢんまりとして可愛かったぁ~~


~リュウキンカ~

生命力旺盛なリュウキンカ、インパクトのある黄色が湿原を染め上ていました。


黄色って元気が出る色ですね~





~イワナシ~           ~ツバメオモト~
 


 
~ミズバショウ~
           ~ヒメシャクナゲ~
 



 
~ミツガシワ~            ~ミズバショウ~
 
茶色く傷んだミズバショウの中で純白のミズバショウが目に入るとついパチリ!!
大きさも大小さまざま、ミズバショウが人気なのが頷けますね!
ヒメシャクナゲ、ミツガシワはこれからが本番、楽しみですね~

そして、、

いよいよ、トガクシショウマの登場です!!

昨年は夕刻の雨降りだったこともあり、もう少し紫っぽく見えましたが、今回はピンク色が強いように感じました。

咲き具合は、もう最高(^-^)v



~トガクシショウマ(別名:トガクシソウ)~

薄日を受けて透き通る“貴婦人”



美し過ぎて言葉がありません。。。。


計画を変更した甲斐がありました!本当に美しい。。。。
ため息が出るほどです。
シラネアオイも日本的で、落ち着いた気品ある花ですが、トガクシショウマも何となく似ていると感じました。

どちらも日本固有種だからだったのですね~

しっとり落ち着いた日本女性←←←←憧れるぅ~遠い目……(^^ゞ

がさつで落ち着きのない私はそんなフレーズに憧れます




申し分のない完璧な立ち姿!!






立ち去りがたい気持ちを切り替えて、さぁ鳩待峠に向けて急ぎます




流れに沿って咲くミズバショウ、これも綺麗だわぁ~~



尾瀬ケ原で忘れてならない撮影スポット「下ノ大堀」からの至仏山です。


午前中は雲の中だった至仏山がくっきり姿を現しました。
ミズバショウはほぼ終わりで緑の葉が目立ちます。先週が見ごろだったのかな?
でもこの景色はやはり大満足、誰が撮っても絵になる構図です(^^ゞ



下ノ大堀からの景鶴山


中学生、小学生の団体さんを追い抜きえっさえっさと小走りで駆け抜けます。
家でさびしく留守番するワンコのためにも出来るだけ鳩待峠発2時30分のバスに乗りたいのです。

とはいえ、せっかくの尾瀬を小走りで急ぐ
オジ(イ)サンとオバサンの姿は滑稽だったことでしょうね~




~タテヤマリンドウ~          ~ワタスゲの花~  
 

 

~ミネザクラ(別名:タカネザクラ)~

尾瀬にはミネザクラによく似たチシマザクラも咲くそうです。

これは?

この低木は何なのでしょう?
★この低木はヤチヤナギだそうです。ridge-lineさんから教えていただきました。
ridge-lineさんありがとうございました。



午前中は静かな尾瀬でしたが、さすがはハイシーズン、山ノ鼻に近づくとハイカーの数はさらに増え、ごった返してきました。


振り返ると燧ケ岳も堂々と聳えています。
そういえば、燧ケ岳と温泉小屋を結ぶ登山道は廃道になったと書かれていましたね~、35年前、残雪の登山道を燧ケ岳からシリセードしながら下りてきたことを思い出しました。




山ノ鼻に戻るとこの人だかりです。
ベンチもいっぱいなので川上川の橋まで行くことにしました。
時間があれば、もう一度「見本園」を回りたかったのですが、今回は諦めて鳩待峠へまっしぐらです!




沿道の花はなるべく見ないようにしてダッシュダッシュ
それでも目に入る美しい花たち…
やはり撮らずにはいられません。


~スミレサイシン~



~ムシカリ~



~オオバキスミレ~



朝は閉じていた花たちが期待通り開花していました。
もう、こうなったら撮りまくります


~サンカヨウ~           ~ミヤマスミレ~
  


~ヒメイチゲ~           
 

~コミヤマカタバミ~
 

 

このほか、ムラサキヤシオツツジ、ズダヤクシュ、オオタチツボスミレ、ニョイスミレ、ウスバサイシン、マイヅルソウ、ユキザサなど見かけました。

山ノ鼻から鳩待峠間を42分で登りきり、目標の14:30の15分前には戻ることができました。
お楽しみの花豆ジェラードを一口食べたところで「出発しま~す!」と乗り合いタクシーの運転手さんから声をかけられ慌てて乗りこみました。
ジェラードはゆっくり食べたいけど、早く家にも帰りたいし…
結局、今回も車の中で恐縮しながら食べたので味はイマイチでした(^^ゞ
その後もとんとん拍子で、午後6時前には自宅に到着、ワンコお散歩タイムにもギリギリセーフでした。

渋滞さえなけれが尾瀬は日帰り圏内です。
でも、やはり、小屋に泊まってゆっくりお花を観賞したいですね!!

時間に追われ、ゆっくりと楽しむことが出来なかったことは残念でしたが、最高の状態でトガクシショウマに会うことができて至福のひとときが得られました。

どこを切り取っても絵になる尾瀬の風景と豊富な植物たち、
尾瀬ってやっぱりステキです。次回はいつ行こうかな?

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23 コメント

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Unknown (ridge_line)
2009-06-03 22:42:03
こんばんは、
すごいですね。なんだか尾瀬に行ったような気分になりました。まだ見たことがないのですが、トガクシショウマもきれいですばらしいです。
ミネザクラの下の低木の写真はヤチヤナギの花ではないでしょうか?
ridge-lineさん (fu-co)
2009-06-04 00:17:54
ridge-lineさん、こんばんは!

ヤチヤナギ、教えてくださって有難うございます。図鑑であれこれ探したのですが見つけられませんでした。本当に助かりました!!
トガクシショウマはridge-lineさんのE-3で撮ったらどのような作品になるのでしょうね~
“腕が鳴る”のではないですか(^-^)
是非拝見したいです。
Unknown (emi)
2009-06-04 06:08:12
ミズバショウ真っ盛りですね☆
いやいや~どれも綺麗~♪かわいい~♪お花たち
その中でもトガクシショウマはfu-coさんにピッタリ!

fu-co さんと景信山さんへご一緒したときのことを思い出しました~
はい、お花探しているときや撮っているときの真剣な顔を☆
Unknown (さな・花の庵)
2009-06-04 06:41:15
fu-coさんおやようございます。

今日は間違えないように(爆笑)

うらやましいわぁ~この尾瀬。
実はこの時期に行くつもりだったのですよ。
娘が昨年、東京へ嫁ぎました。

今までは日本海をまわり行きましたので、車で戸倉まで11時間かかりました。
東京を足がかりにできそうです。
ほんの少し尾瀬が近く感じられるようになりました。

トガクシショウマ、見たことはあるのですが、自生の花を見たことがないです。
野草にしてはシラネアオイとともに大ぶりですね。
トガクシショウマ (はなねこ)
2009-06-04 09:08:27
fu-coさん おはようございます。

トガクシショウマ、姿のいいお花ですね~。
確か、昨年も尾瀬の写真にありましたね。
あれ以来、尾瀬と聞くと、思い出すお花です。
私もきっといつか・・・

それにしても、おかかえ運転手さん
使いすぎじゃないんですか?(うらやましい・・・)
emiさん (fu-co)
2009-06-04 20:41:41
emiさん、こんばんは♪

尾瀬ケ原のミズバショウは霜の影響で少し傷んでいましたが、場所によってはまだ十分楽しむことができますよ~~

>その中でもトガクシショウマはfu-coさんにピッタリ!
emiさん、アリガト!!
今日から笑い声は“がはは・・”から“おほほ・・に”変えますね(^_-)-☆オホホ、、、

emiさん、いよいよ北アルプスデビューですね。
7月の燕岳ってコマクサが見ごろかも~いいな!!
さな・花の庵さん (fu-co)
2009-06-04 20:56:29
さなえさん、こんばんは♪

戸倉まで11時間ですか~?
やっぱり遠いですね!!
私も若いころ、尾瀬に憧れ福岡からひとりで遥々やってきました!新幹線、夜行列車、バスを乗り継いで大清水に着いたのは翌日の朝4時ごろだったと記憶しています。

“尾瀬”は何度訪れても飽きることはないですね!

さなえさんも東京のお嬢さんのお宅を起点にすれば楽に行けるかもしれませんね!
次回はトガクシショウマに会いに行ってくださいね!

はなねこさん (fu-co)
2009-06-04 21:09:47
はなねこさん、こんばんは♪

>確か、昨年も尾瀬の写真にありましたね。
昨年のも見てくださったのですね!ありがとうございます♪

実はトガクシショウマは昨年会っているので今年はいいかなって思っていたのですが、会ってみるとこの花の持つ魅力が計り知れないことを感じました!本当に美しいです。
はなねこさんもきっと魅了されますよ是非会いに行ってくださいね!
いよいよ季節到来ですね! (アヒル副隊長)
2009-06-04 22:11:53
お花いっぱい、いよいよ Fu-co さんの季節ですね!
尾瀬はやっぱり今が一番旬な時期なんですかね。
今年は尾瀬に行きたいと思っているんですがいついけるのやら。
名古屋からでは結構遠いです。
Unknown (やまそだち)
2009-06-05 13:16:10
fu-coさん

日帰りですか、さすがお元気ですね。
トガクシショウマを見たら、すぐにでもいきたくなりました。こちらからでも日帰りはできるのですが、もう年ですので1泊をと思っていますので、日程が・・・(御池から日帰り往復しかないかな~)

3日午後~4日午前中は八ヶ岳山麓を歩き、帰りに八島湿原をのぞいてみました。うれしい事にシロスミレとキリガミネスミレを見る事ができました。(どちらも初認なんです)

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