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キスミレを見るために富士山麓を歩いてきました。
昨年に続き二度目です。
東海道自然歩道を歩く一周10kmほどのコースですが、昨年は2kmほど歩いたところで、雲行きが怪しくなったので引き返してきた経緯があります。
その時、偶然にお会いしたてばまるさんは迷うことなく先に進んでいかれました。
後日、てばまるさんは交雑種のスミレにも会えたことを知り、引き返したことをどれほど後悔したか知れません。
今年はキスミレを見るのはもちろんですが、てばまるさんが出会ったという、ヒナとエイザンの交雑種オクタマスミレに会うことを一番の目標にして出かけました。
まずはキスミレ、昨年は少ないながらポツポツ咲いていた場所にその姿はなく他の植物も少なめでしたが、奥に進むに従い、ヒカゲスミレ、アズマイチゲ、ヤマエンゴサク、ニリンソウなどの植物が登場してきました。
ヒカゲスミレ
高尾で見るヒカゲスミレより小型でかわいらしい清楚な雰囲気でした。
アズマイチゲ
アズマイチゲもまだ元気です!
そして、無事キスミレにも会うことができました。
キスミレ
あどけない少女を連想させる愛くるしいキスミレ。
倒木を背に数株のキスミレが咲いていました。
明るい草原に出ると野焼きの黒々とした大地と富士山の雄大な姿を見ることできます。
しかし、すぐそばで作業を進める人が…畑地にするためでしょうか?
耕された草原はフェンスで囲まれ、貴重なキスミレが生き残る環境はますます狭まっているようです。
草原の側らは黄色く染まるほどアブラチャンやフジザクラなどが茂っています。
多分、その昔、野焼き前の大地なこのような潅木に覆われていたのかもしれませんね!
富士山をバックにして、野焼きの大地に咲き始めたキスミレちゃん
再び、樹林帯の中に入ると美しいエイザンスミレに足が止まります。
これまで見たことのないような濃い色の美しいエイザンにすっかり酔いしれましたが、写真は失敗でした(汗)
ヤマエンゴサク
藤色、青色、微妙に違う色のヤマエンゴサクが咲き誇っています。ジロボウエンゴサクのような優しい色合いが印象的でした。
ナガバノスミレサイシン
キバナノアマナ
この日、思いがけずキバナノアマナに会えてとても感激でした
フイリヒナスミレ
くぼ地に咲くヒナスミレ、色がとてもきれいでした。
マルバスミレ
清々しい白色が春の空に映えます。
ハナネコノメ
赤い葯はほとんど落ちていますが、ハナネコノメが杉林の中でひっそりと咲いていました。
白くてぼけている花はユリワサビです。
ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)
まだ蕾ですが、今年初めての出会いは嬉しいものです(^-^)
さて、肝心のオクタマスミレですが、めぼしい場所を何度も行き来しましたが見つけることはできませんでした。
途中ですれ違った方が教えて下さった場所を、スミレセンサー感度をMAXにして、しつこいほど探したのですが、ハーフのお姫様はなかなか手ごわい存在でした。
どこに隠れているのでしょうね~?
「これだけ探して、見つけられないのだから縁がなかったんだね!」と諦めて車を出そうとした時、教えて下さった方が逆回りで戻ってきました。
もう一度その場所をお聞きしようと、車から飛び降りました。我ながらホントしつこいです(^^ゞ
「ヒナとエイザンがある場所ならそれほど珍しい個体ではないですよ!」と話されたその男性、なんか見覚えがあるお顔…う~~ん、あの方に似てる。。。うん、きっとそうだ!!自宅に戻り、顔写真が出ているその方の著書を見て確信しました。
その方こそ、「日本のスミレ」の著者、植物写真家のIさんでした。
ワタシのぶしつけな質問にもいやな顔ひとつせず、丁寧に答えてくださり、とても嬉しい気分にひたることができました。
少しヒントをいただいたので再度挑戦してみましたが、やはりオクタマスミレがワタシの目に映ることはありませんでした。仕方ありません。また次回のお楽しみということで…やっぱ来年かな
お探しのすみれはオクタマでしたか。
実は私もいつかは探したいと思っているのですが、まだリキを入れて探したことはありません。つい浮気心が出て、他の花に・・・
今年も期を失しそうです。来年は共に探しましょう。
Iさんにお会いできたのは、すばらしい収穫でしたね。私も機会があって一緒に飲むことがありましたが、気さくですばらしい方です。何よりも、男の私が羨むほどダンディー(古い表現かな(^_^;)です。
チョコと申します。
富士山をバックにしてのキスミレいいですね!
そのほかのすみれもお花もどれも可愛らしいです。
オクタマスミレですが、私は月曜に偶然会えました。
Iさんにお会いされたんですね!私も尊敬する方なので羨ましいです。
これからも楽しみにしております。
t-yam1さんほどの方でもオクタマはまだでしたか?ってことは、ワタシみたいなひよっこは10年早いってことかな(^^ゞ
>今年も期を失しそうです。来年は共に探しましょう。
ええ、是非是非お願いいたします(^_^)/~
>私も機会があって一緒に飲むことがありましたが、気さくですばらしい方です。
Iさんとは、ご一緒に飲まれる間柄でしたか?
さすがです!!
ワタシもすっかりファンになり、早速ワークショップに申し込んでしまいました。
19日(日)です。
少しは見られる写真が撮れるようになるかな…うふふ(そんな甘いもんじゃないって!←自分)
先ほどチョコさんとこへお邪魔してきました。
チョコさんのスミレ病はかなり重症だと推察いたしました(^^ゞ
オクタマスミレ、きれいですね~
会いたいです。うらやましいですぅ~
4月に入り、暇さえあればスミレ、スミレの生活です。
11日はワタシも山梨にエゾアオイの咲くあの山に出かけました。
今年は不作のようでしたね~
昨日はミドリミツモリを探しに奥多摩へ…
夫にもあきれられていますが、スミレちゃんは待ってくれないので突っ走っています(^^ゞ
でも、チョコさんには負けますけど…
Iさんは想像以上の紳士でした。
これからも、どうぞヨロシクお願いします
エイザンは色々な交雑種をつくり、みなきれいなようですね。
オクタマに会えなくてもIさんに会えて良かったです。
明日から信州にスミレ観察にいきます。。
翌週は新潟のスミレ(Iさんに会えます)です。
オクタマは、やはりかなり手ごわい存在のようですね~
狙って出会えるスミレでもなさそうなので、偶然の出会いに期待することにします(^^ゞ
>オクタマに会えなくてもIさんに会えて良かったです。
ええ、大収穫でしたん(笑)
やまそだちさんは新潟のWSですか?
お互い楽しみですね~
予定通り富士山麓行ってきました。 ルートは昨年とはちょっと違いますが、この周辺では珍しいくらいのキスミレの群落を発見しましたよ!凄いです夢のような場所でした(^-^)
写真はこちら。
http://tebamaruda.blog.so-net.ne.jp/
あとトウカイスミレも見つけました。予想よりも極小で撮影が大変でした。
それと、オクタマスミレ、昨年見つけたものは盗掘されてました。残念でなりません・・・
土曜は富士山麓、日曜は奥多摩でしたね!
スミレシーズンは忙しいですね~
着実に目標をクリアーされているようで羨ましいです!!
“キスミレの群落”素晴らしい!!
まるで阿蘇かと見間違えてしまうほどのすばらしい群生ですね!!
その上、トウカイスミレまで…ウラヤマシ。。。。ワタシは紀伊半島のお山で出会いましたが、本当に小さく上品なスミレでした。
ヒナスミレとエイザンスミレの交雑種なんてのもあるんですね。名前はまだついてないのでしょうか。
私も先日、たまたま顔見知りだった植物の会の方とばったり出会って、ヒゴスミレの群生地に案内していただいたんですよ。
ヒゴスミレとシハイスミレの交雑種であるカツラギスミレの株をそこで初めて見ました。でも、花はまだ咲いてなかったので、来年は花が見てみたいです。
そのとき案内してくださった植物の会の方はYasukoさんをご案内もしている方で、Iさんとも昔、親交があったそうですよ。
それにしても、スミレって、ほんとにすぐに交雑してしまうんですね。
ヒナとエイザンの交雑種はオクタマスミレといって美形の両親ですから、とても美しいそうです。
是非会ってみたいものです!
図鑑で見る限り、keitannさんがご覧になったカツラギスミレとよく似ており、自力で区別できるか疑問ですが…(^^ゞ
ただ、こちらではシハイスミレが咲く場所は限られているので、もし偶然にで出会ったら“オクタマスミレ”ということになるのでしょうか?
↑のてばまるさんがおっしゃるように、昨年見つけた場所にその姿がなかったということ、とても残念です。
カツラギスミレもそのような悲しい運命にならないよう願うばかりです!
>それにしても、スミレって、ほんとにすぐに交雑してしまうんですね。
そうですね~昨日も、アケボノ×ナガバノスミレサイシン=ナガバノアケボノスミレをたくさん見てきましたよ!
keitannさんはお仲間がたくさんいらっしゃるので、珍しい植物にも出会う機会に恵まれていいですね~