たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。



白山 【石川県】 2012年7月31日 <その2>

2012-08-27 | その他の山域

 

<その1>からの続きです。

 
白山は、御前峰、剣ヶ峰、大汝峰の三峰の総称ですが、
最高峰2702.2mの御前峰が白山山頂ということになるようです。

三つのピークのうち、剣ヶ峰は地図上にルートがなく見るからに険しそうですが、
目の前に聳える大汝峰は時間さえ許せば登ってみたい穏やかな山容です。

前回は雨だったので、私たちも迷うことなくそのまま室堂に引き返したのですが、
今日は雲ひとつないこの晴天です、このまま下りるのはあまりに勿体無い…

お池めぐりを兼ねて、大汝峰へも…と考えたりしたのですが、
暑さのせいで体調もイマイチなので、大汝峰は諦め、お池めぐりを楽しみました。
 


【御前峰から見る大汝峰】


先ほどまで、山頂から眺めていた池のほとりに下ってきました。

 
【お宝庫と油ケ池】

残雪が眩しい池のまわりではアオノツガザクラやツガザクラなど、室堂方面では見ることができなかった
植物が咲き始めていました。

 
【アオノツガザクラ】
 

   
【ハクサンボウフウ  /  ツガザクラ】

   
【ミヤマタネツケバナ  / ネバリノギラン】

    
【ミヤマキンバイ  /  クロユリ】


【チングルマ】

血ノ池を越えた分岐で、近道コースを選択、小さな雪渓をトラバースし少しだけ登ります。
ちなみに、大回りコースより600m短縮です。


【雪渓を渡る、後方は大汝峰】

 

そして、下りに差しかかると、そこは黄色とピンクの圧倒的な花園が待っていたのでした。



【ミヤマキンバイ】



【ハクサンコザクラとミヤマキンバイの競演】

    
【コイワカガミ  /  ハクサンコザクラ】 

   
【ハクサンコザクラ】

本場、白山で見るハクサンコザクラに感激しながら何枚もシャッターを切ったのですが、太陽の力が強すぎて
思うような写真は撮れず…

それでも、この目にしっかり焼き付けてきましたよ!


【室堂が近くなりました】

 

 暑かったけど、お池めぐりをして大満足!!
室堂に戻ってきました。 

 



さて、これからトンビ岩を越え、南竜山荘経由で砂防新道を下る予定です。

トンビ岩コースは歩いたことがないので、楽しみ


期待どおり、クロユリの大群落に迎えられ大興奮、
そして、その先にはハクサンコザクラが咲き乱れる素晴らしい景観です。

 

【クロユリ】

 

 


【ハクサンコザクラとミヤマキンバイ】

 


【トンビ岩から見る別山と南竜山荘】

 

トンビというより恐竜かイルカのように見えます^^!


【トンビ岩】



雪渓が残る御前坂周辺は踏み跡があちこちに広がっていました。
室堂のスタッフの方から、雪渓から外れて植生に立ち入らないようにと注意されたことを思いだし、
危険のない範囲で雪渓上を歩いたのですが、踏み抜きそうな腐った雪はなかなか手強いですね!  


【御前坂の雪渓末端】


   
【ミヤマコウゾリナ / ミツバノバイカオウレン】


【コイワカガミ】

すぐ下に山荘が見えているけれどなかなかたどり着かず。
トンビ岩コースは結構ハードな下りでした。


【南竜山荘】


【チングルマ】

売店でよく冷えたリンゴゼリーを購入し、涼しい山荘の土間で一休みさせていただきました。
水もすべて入れ替えて、さぁ、一気に下りましょう!!


【南竜山荘を後にする】

 
南竜山荘から先は、さらに暑さが増し、すれ違う登山者は皆さん苦しそうです。
確か、昨日の下界(福井、石川県)の気温は37度だったとか…
今日も同じくらいの予報だったので、標高が高いとはいえ無風で受ける強烈な日射しは耐えがたいものです。
通常なら、下界の気温がどんなに高くても山の日影では、休憩をとると肌寒さを感じるものですが、
この日は違っていました。

ヘトヘトになりながら甚之助避難小屋に駆け込むと
若い男性が横になっていました。


【真新しい甚之助避難小屋】

 

パートナーの女性から話を伺うと、男性は吐き気がしているとのこと。
顔色も悪く、じっとしていても気分が悪そうで見ているだけも気の毒なほどですが、
これから頑張って室堂まで上がるとのこと、う~ん、大丈夫でしょうか?

薬、エネルゲン、それぞれがあれこれ差し入れて元気付けるのですが、
あまり回復した様子もなく心配です。

熱中症でなければよいのですが…

時刻すでに午後2時半、避難小屋に泊まるか、せめて南竜山荘までにすればと思うのですが、
その後どうなったでしょうか?

無事に室堂まで行く事ができたのでしょうか?

途中まで登って無理だと判断すれば、水も豊富で毛布もある甚之助避難小屋に戻ってくるでしょう?
戻ってきて欲しい…そう願いながら、私たちも先を急ぎました。

甚之助小屋を出て1時間強、午後3時35分に別当出合に戻ってきました。



バスは20分間隔で出ているはずだから、3時40分のバスに間に合った~~と喜んだのもつかの間、
なぜか、次は4時丁度の出発とか…ガックリ。。。。

調査不足でした~~

結局、急いで下った甲斐もなく別当出合で25分も待たされてしまいました。

大量の汗をかいた私もバスを待つ間に頭痛薬のお世話になったのでした。



これほどの暑さは予想外ですが、夏の登山はできる限り涼しい朝に登るように心がけようと改めて感じた次第です。

それにしても、大丈夫だったかな…あの若いカップル。


      


この日は「かんぽの郷白山尾口」に宿泊しました。

低料金ながら清潔で行き届いたサービスに大満足、さらに「白山スーパー林道」の片道無料券が付くので、
翌日はさっそくスーパー林道を経由して、世界遺産の五箇山と白川郷を見学してきました。



【とがの木台から見る白山の峰々】


【五箇山の合掌造り】


白川郷は以前にも立ち寄ったことがありますが、五箇山は初めてです。

白川郷の賑わいとは比較にならないほど、こぢんまりとした静かで素朴な五箇山。
観光地というより、生活の場そのものが遺産という印象を受けました。





帰りは飛騨高山経由で平湯、中の湯を経て、松本ICから帰りました。




 

ジャンル:
ウェブログ
コメント (4)   この記事についてブログを書く
« 白山 【石川県】 2012年7月... | トップ | 鳳凰山 【南アルプス】 2012... »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いつかは行きたい (てばまる)
2012-08-27 15:38:03
猛暑が続く中、あちこち山歩きされているようで羨ましいです(^^;)

白山は行ってみたい山リストにも入ってますが、知床同様なかなか行けないでいますが、花の山なんですよね。
ハクサン何とって多くの花名の由来になってる山ですから、一度は行きたいです。
てばまるさん (fu-co)
2012-08-27 22:07:12
てばまるさん、毎日暑いですね~

白山は、東京から行きづらい場所ですが、期待を裏切らない素敵な山です。

固有種があるかどうか勉強不足ですが、確かに白山の名を冠した花が多いので、本場で出会うのは魅力ですね!
今回は日射しが強すぎて思うような写真は撮れませんでしたが、てばまるさんの手にかかれば、こんな状況でもきっと腕がなると思いますよ^^

是非お出かけになって素敵な写真を見せてくださいね!
やはりいいですね (はなねこ)
2012-08-30 16:38:30
fu-co さん、こんにちは。
白山のお花は素晴らしいとみなさんおっしゃいますが
やはりそうなんですね。
特にクロユリの大群落に目を惹かれました。
ハクサンコザクラも可愛い♪
いつか行ってみたいです。
   
fu-co さんたちは日帰りだったんですね。
お二人とも健脚で素晴らしいです。
我が家は一泊でも歩けるかどうか・・・(^^;)
はなねこさん (fu-co)
2012-08-30 22:55:59
はなねこさん、白山はほぼ同時期の再訪ですが、前回はクロユリに加え、コバイケイソウの群落が見事でした。
とっても楽しみにしていたのですが、今年は裏作なのかさっぱりでした。
でも、その代わり、ミヤマキンバイの黄色に目を見張りました!写真はうまく撮れていませんが、本当にすごかったです。
訪れるたびに違った表情を見せてくれるから何度でも行きたくなるのかもしれませんね^^

コメントを投稿

その他の山域」カテゴリの最新記事