たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。



百名山最後の山、日帰り富士登山で思わぬアクシデント

2009-08-13 | 御坂山塊・富士山周辺の山

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百名山完登まであと一座、最後に残ったのは、日本一の山、富士山でした。
残したのではなく、残った…というのが本音です(^^ゞ
私にとって富士山は遠くから眺める山であり、登ることには興味が沸きませんでした。

数珠繋ぎとなる登山者の列と駐車場の問題、それに高度障害が出やすい体質を考えるといまひとつ踏み出すことができず、結局最後になってしまいました。
このまま、99座で止めておくのも悪くないかな…などと漠然と考えていたのですが、何となくスッキリせず、ここまできたら早く済ませたいという気持ちが勝り、急遽登る決心をしました。
8月中旬に控える北アルプス縦走に向けての体力づくりも兼ねて日帰りで挑戦してみることにしました。


8月3日(月)平日のこの日なら富士スバルライン五合目まで車で入ることが出来、時間も有効に使えるだろうと自宅を朝5時に出ました。

河口湖ICを降り、富士スバルラインを快調に飛ばしていると、あらら、五合目手前でストップさせられました。
これより先は駐車スペースがないのでここに止めるようにと係員さんに指示されました。
富士五合目登山口まではあと2km弱とのこと、こんなに手前から歩くことになるとは…恐るべし富士山人気、昨日まで雨続きだったので、月曜日の今日は登山者はまだ少ないだろうと考えいたのですが、とんでもないことでした!!

仕度を整えてボチボチ歩き始めると車道沿いにイチヤクソウの花が無数に咲いています。ラッキー!!歩くのも悪くないですね~~

約25分で富士五合目に到着!!トイレを済ませ、いよいよ富士登山の始まりです。

【山行日】
2009年8月3日(月)時々

【コース】
五合目手前駐車場(06:55)-----五合目登山口(07:20/25)-----六合目(07:55/08:00)-----七合目《花小屋》(08:25/30)------八合目《太子館》(09:40/50)------本八合《富士ホテル》(10:50/11:00)------九合目(11:45)-----山頂《久須志神社》(12:15/30)-----山頂《剣ケ峰》(13:10/20)------山頂《久須志神社》(13:50/55)------八合目《江戸屋》(14:25)-----七合目《トイレ》(14:55/15:00)-----六合目(15:30)-----五合目登山口(16:00/05)-----五合目手前駐車場(16:30)
【行動時間 9時間35分】


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昨日までの雨が嘘のようにスッキリと晴れ渡っています。
今朝は久々に山頂からご来光を拝めたのではないでしょうか?
昨日、雨の中を頑張って登った人たちにとっては最高のご褒美でしたね~

車道を歩きながら左手に八ツや南アルプスの峰が雲海越しに望むことができ、最高の登山日和にワクワクします。



五合目登山口からは泉ケ滝まではダラダラとした下り、帰りにここを登り返すのかと思うとちょっと不安です。帰りはきっとヘロヘロのはずですから…^^;

泉ケ滝からようやく登りに差し掛かります。
クルマユリ、ソナバ、オンタデ、ホタルブクロなどが咲く登山道、富士山のお花は期待していなかったのでとても嬉しい発見でした!!


07:55 六合目


六合目には安全指導センターが設けられており、富士登山のパンフレットなど頂きました。
六合目から見上げる富士山、意外に近くに見えるのですが…んな訳ないですね(^^ゞ

ま、急がずのんびり歩くことにしましょう!!


 08:25 七合目(花小屋) 2700m

ここ花小屋は七合目といっても七合目の入口、その遥か先見える「トモエ館」と救護所も七合目なのです。


救護所を過ぎると、突然様子が変わり、岩々の急坂になります。

溶岩が固まった岩は滑りにくいので割と登りやすいのですが、
調子に乗って少し急ぐと、はぁ~はぁ~ゼイゼイ、呼吸が乱れます。





こんな、荒涼とした風景の中にも植物たちはしっかり根をおろしていました。

フジハタザオ

この辺りから、イワツメクサと一緒にこのフジハタザオの白い花が目立つようになりました。


09:40/50 八合目(太子館)


「ヤッタ~~!もう八合目だ!!」と喜んだのですが、ここは八合目の入口で、これから先も延々と八合目は続くのであります



10:17 八合目(白雲荘) 





10:30/35  八合目(元祖室)


ど、どこまで続く、八合目?


10:50/11:00 本八合目 富士山ホテル


実に八合目入口から本八合目まで標高差200m、一時間もかかっています。
八合目エリアって広すぎて訳わかりませんピンポイントで記してほしいですね~!!

このころから息切れとともに徐々に頭痛の兆候が現れ始めました。
早めの対応が大切!迷わずバファリンを飲みます。

登山道には「ゆっくり登りましょう!」のプレートがあちこちに掲げられていますが、急ぎたくても体がついてゆきません。
少し歩いては、呼吸を整えてハァ~ハァ~の繰り返し、ちっともピッチは上がらないのですが、富士登山はむしろそれが理想の登り方のようです。

登山経験者、未経験者、老若男女を問わず、誰もがトライできる富士山はむしろ超スローペースで臨む方が成功率が高いそうで、力まかせでガシガシ登る若者に意外にも脱落者が多いとききます。
現に、登山道脇で嘔吐している人、青白い顔で苦しそうに口呼吸している人は10代20代の若者でした。

ま、私ら中高年は急ぎたくとも急げないので丁度いいのかも…


11:45 鳥居

確か、ここは八合五尺と書かれていたような…ちょっと休憩。。。


すると、すぐ上に九合目の神社が…

八合目から九合目の距離が曖昧だし、何がなんだかわかりません。
でも、九合目だし、あと一息で山頂だと思うと嬉しくなってきます。



11:50  九合目




少し、ガスが出てきました。



九合目より先は長い列が続きます。狭い一本道なので前の人の歩幅に合わせて一歩一歩進みます。
側らでは休憩をとる人もたくさんいて、それぞれが必死で低酸素と闘っているよに見えます。
見上げれば山頂はすぐそこに、近いのです…本当に近いのですが…なかなかね~~

そして、やっとこ山頂で~~す!!

12:15 富士山頂(浅間大社奥宮)

山頂はごった返していて写真も撮れないので、少し休憩後「剣ケ峰」まで行くことにしました。

富士山最高峰「剣ケ峰」は、お鉢をはさんでちょうど対岸にあり、数あるルートの中でこの吉田ルートが一番遠くになります。


剣ケ峰を望む

グルッとあっちまで行きます!




お鉢

富士山の火口は意外に小さく感じました。


剣ケ峰の最後の登りは30度の急斜面、けっこう堪えます




ばんざ~~い!!遂に百名山達成です!!


ちなみに夫はまだ97座目です。お先に…

展望台に行ってみましたが、眼下はガスに覆われて何も見えないので早々に引き上げ、火口を時計回りで先に進むことにしました。


まだ、雪も残っていました。

1時間10分ほどで一周し、元の場所に戻ってきました。


さて、いよいよ下りです。


吉田ルートの下山路は須走りルートと途中の江戸屋まで併走します。

ブルドーザーで整地されたような歩きやすい下山路、私、こういうの割と得意です




タッタッタタ~~とごぼう抜きにして山頂から30分で分岐に着きました。。



うん、この分ならかなり時間を短縮できそう

一面に咲くオンタデに見惚れながら早足で駆け下ります。

オンタデ




傾斜がきついのでつま先を痛めなように注意しながら下りていたその時、“ズコッ!!と前に倒れてしまったのです。
ううっ、、足首と向う脛が痛い!!
不思議な倒れ方で、左足が砂利に埋もれたまま、体が前にのめりこむ状態…
外反と内反を同時に捻挫してしまうという考えられない怪我をしてしまいました。
靴下を脱いで確認したけど足首は動くし、靴紐をきつく結び直したら、普通に歩けるので大したことはないと考えていました。



この時は、一週間後に予定していた北アルプスへの二つの山行が夢と消えていくなんて考えもしませんでした。


だって、その後もこうやってお花の写真を撮れるほど普通に歩いていたのですから、コンデジですけど…

フジハタザオ



イワツメクサ



タカネバラ


ミヤマオトコヨモギ



ヤマホタルブクロ



イワオウギ



ミヤマシャジン



フジイタドリ(別名:メイゲツソウ)




16:00 五合目登山口


さて、ここから駐車場まで約2kmも下らなければなりません。
疲れたけど最後の踏ん張りどころです少しばかり足が痛むけどがんばるっきゃない!!
でも、この頑張りがあとあとひびいてくるとは…

やはり捻挫を甘くみてはいけませんね!!10日経過した今でもまだ痛みます

少なくとも、あと2週間は無理は出来ないようです。
という訳で、調子に乗って駆け下りた結果の今回の捻挫は、全く“同情の余地無し”ですね!

あぁ~~今年の夏山は終った。。。。トホホ、、、


駐車スペース脇に咲いていたベニバナイチヤクソウ


足首捻挫という有難くない“おまけ”が付いてきたけど、一応「深田百名山」を完登することができました!!

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45 コメント

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Unknown (はなねこ)
2009-08-14 09:11:24
fu-coさん 
百名山完登 おめでとう!!!
富士山日帰りなんて、すごすぎます。

達成感を高めてくれる 捻挫になってしまいましたね~(^^;)
あと2週間ですか・・・
余韻にひたる時間としては長すぎて
夏空がうらめしいですね。

秋に向けて、ファイト・・・です。
 
Unknown (みかん)
2009-08-14 10:00:04
百名山の最後が富士山とは意外です。
ともかく達成おめでとうございます。

ご主人がまだ97座目というのが笑えました。
ムラサキモメンヅルの画像がありませんが、見ませんでしたか、富士山を代表する花のひとつなのですが・・・・・。

今頃は北アルプスを楽しんでいますね。
次のアップを楽しみにしています。
まだ捻挫の治療中 (みかん)
2009-08-14 10:11:16
今頃は北アルプスかと思ったのですが
日にちを計算すると
まだ療養中ですかね。失礼しました。

山は逃げませんし、9月になってもお花畑満開の場所は北アには多いですよ。例えば鑓温泉下
などは9月上旬が最盛期です。

いずれにしても、たまにはゆっくりお休みくださいネ。
Unknown (食う寝る@BEER中)
2009-08-14 15:20:48
いろいろとお土産が付いたみたいですが、百名山完登おめでとうございます。

最後が富士山って、意外と珍しいかもしれないけど、最後にふさわしいとも言えますよね。
なんたって日本一ですもの

秋山に向けて養生してくださいね!
はなねこさん (fu-co)
2009-08-14 20:23:09
はなねこさん、こんばんは!

お陰様で何とか百名山を完登できました。
でも、足の怪我はさすがにショックですね~
やっぱ、歳ですかね~~無理はいけませって!!
でも、富士山の日帰りは、実は高山病対策なのです。
3000m級の山に登った場合、小屋に着いて以降具合が悪くなることが多いので、今回は小屋泊まりは避けました。
長い休憩を取らずゆっくり登ることを心がけましたので(…ってゆうか、ゆっくりしか登れませんけど^^;;)
その反動で下りに力が入り過ぎたようですね(笑)
ともあれ、今は皆さんの帰還報告が楽しみです
みかんさん (fu-co)
2009-08-14 20:42:17
みかんさん、こんばんは!

>ともかく達成おめでとうございます。
有難うございます!!ようやく百の呪縛から解き放たれました(笑)
これからは、心おきなく花の山を目指すことができそうです!!
あ、そうだ!ダンナが3座残しているので、それに付き合ってあげなければならないかもです(^^ゞ
ともあれ、ホッとしました!!

ムラサキモメンヅルは見つけることができませんでした。もっとよく観察するべきでした。

>9月になってもお花畑満開の場所は北アには多いですよ
確かに山渓カラー図鑑「日本の高山植物」を開いてみると、白馬朝日岳、大出原のお花畑の撮影は9月初旬になってますね!?
そういえば、若い頃、槍穂を縦走したのも9月でした。台風一過の青い空が印象的で足元に咲くトウヤクリンドウが可憐だったことを思い出した。
まだ、諦めることはなさそうですね(^-^)
食う寝るさんだ~すさん (fu-co)
2009-08-14 20:53:47
おや、食う寝るさんもこの時期なのにインドアな日々を送っているようですね~(笑)
まさか、捻挫、、じゃないよね(^-^)
そんな訳ないかぁ~~!

>最後が富士山って、意外と珍しいかもしれないけど。
ですよね~^^;
あんまり聞いたことないけど、ま、とりあえず、山頂で周りに気づかれないよう控えめに「バンザイ」してきました(^-^)v
お祝いのお言葉いただけて嬉しいです!!
おめでとう? (アヒル副隊長)
2009-08-14 23:51:51
百名山達成おめでとうございます?
痛いおまけまで付いちゃったようですが、山岳警備隊のお世話になったわけでもないので良しとしましょう。
北アルプスは夏ばかりではありません。
秋山までしばらく静養して紅葉の北アルプスを楽しんで下さい。

僕は明日まで仕事、少し遅めの夏休みは南アルプスをうろうろの予定です。
Unknown (さなえ(花の庵))
2009-08-15 07:49:23
おはようございます。

おめでとう!なかなか出来ないことですね。
まず健康で、しっかりとした体力気力がなければ。

フジイタドリって赤いのですね。
綺麗なものです。

捻挫、しっかり治してくださいね。
Unknown ( カモシカ)
2009-08-15 18:08:17
いい天気に登りましたね。富士山こそは晴れないと嫌な山ですから。

おめでとうございます。
いや、お大事に。。。
いろいろな意味で記念すべき登山となりましたね。
ここ3年富士山はご無沙汰してますが、また快晴の日にトレーニングに行こうかな。

同じく8月3日、小生やっとこさ仕事に一区切り、そして 重なる怪我からの復活でした。
今、再びの・・・。

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