田中大ブログ

とある学校の教員の日々の雑感です。なお、このブログに記載されている内容のすべては一個人の意見であり、学校とは無関係です。

剽窃チェック終了

2017年11月16日 | 研究
昨日、依頼していた剽窃チェックが終わって結果が来ていました。

何となく怖くてメールを開くのをためらっていましたが、思い切って見てみると・・・
Similarity Index(別の論文との類似性)は7%で、多分、許容範囲内だと思います。

このiThenticateというソフトによる剽窃チェック、確かにコピペ論文をあぶりだすにはいい方法なんでしょうが、万能化というとそうでもなく、普通に使われる専門用語まで「コピー」として判定するので困ったものです。
さらに、今回の論文では、例えばsin2x+cos2xなんかの数式までコピーとして判定されてて、そんなのをコピペ判定してどないすんねん、と思います。

ま、この恐怖のソフトiThenticateに自分の論文を最初にかけた時は驚愕のSimilarity Index 43%になりまして、一時は論文をこの先書けないのではと悩んだほどでしたが、とりあえずよく出てくる用語を略語や文字式にすることでクリアーできています。

(例えば、Solar thermal collector with insulationという用語をSTCWIという略語に変えるとか、Temperature of glass plateをTgと表記するとか。)

この程度でクリアーできるとなると、この剽窃チェックって一体何なんだろう、と思ってしまいますが、ま、世の中の流れで仕方ないのでしょう。
ただ、「自己剽窃」なんかで検索しても、それほどの記事が上がってきませんので、みんなうまい具合に英語の論文書いてるのかな~、と思う反面、色んな論文を添削しているネイティブの方に聞くと、「ちょっと変えただけの論文は多いけど、それでリジェクトって聞いたことがない」と言われたりしますので、ジャーナルや出版社によってかなり違いがあるんでしょう。

ということで、第1関門はとりあえずクリアできそうなので、近々論文を投稿したいと思います。

アクセプトされるかな?
コメント    この記事についてブログを書く
« 報告書 | トップ | 中間試験 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。