タテハチョウ科のテングチョウ(天狗蝶)Libythea celtis
2011.6.25 青山高原。駐車場トイレの中で窓から脱出しようとしてもできないでいるテングチョウを見つけた。
ウラギンヒョウモンは高原の尾根筋でウツギに訪花していた。
ヒオドシチョウも尾根筋のウツギに訪花していたし,その周辺で何度も姿を見かけた。
『広島県蝶類図鑑』によると,テングチョウは「おもに山間の渓流沿いなどに好んで生息し,市街地付近の神社や公園などでもよくみられる。成虫は林道にある水たまりなどに集団で吸水し,小動物の死体や汚物などにも集まる。また白系統の花にもよく集まる。」幼虫の食餌植物はエノキ。
タテハチョウ科のウラギンヒョウモン Fabriciana adippe
『広島県蝶類図鑑』によると,ウラギンヒョウモンは「山地の明るく開けた草原に生息し,陽光を好む傾向が強く,曇天時にはほとんど活動しない。成虫は各種の花に集まって吸蜜し,とくにアザミなどのキク科植物を好む。」なお,食餌植物はスミレ類。
タテハチョウ科のヒオドシチョウ(緋縅蝶) Nymphalis xanthomelas
『広島県蝶類図鑑』によると,ヒオドシチョウは「翅形や斑紋には雌雄の差異はみとめられない。おもに山ろくにある落葉広葉樹林の周辺にみられるが,食餌植物の生える人家周辺や公園などでもよくみられる。羽化直後の個体は樹液や花などによく集まり,樹幹や崖,岩などによくとまる。暖地では羽化後1~2週間でいっせいに姿を消し,その後翌春までほとんど姿をみせない。」なお,食餌植物はエノキ。
ウツギに訪花するヒオドシチョウ(緋縅蝶)
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