タテハチョウ科のミスジチョウ Neptis philyra
松阪市飯高町波瀬。モミジの枯葉にミスジチョウの幼虫を見つけた。葉はほとんど落葉していたが、数枚の枯葉が残っていた。残った葉にはどれもミスジチョウの越冬幼虫がいた。葉柄の付け根には白い糸が幾重にも巻きつけられていて、落葉しないようにしてある。
『広島県蝶類図鑑』によると、日本では北海道、本州、四国、九州に生息し、西日本では山地性となる。いずれの地でも、個体数は少ない。日本産ミスジチョウ類でもっとも森林的環境に適応した種で、おもに山地の渓流沿いに生息する。幼虫の食餌植物はカエデ、ヤマモミジほか。越冬形態は幼虫。
2011.12.18
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