ミズアブ科のアメリカミズアブ Hermetia illucens (Linnaeus)
庭に置いておいた洗面器に溜まった水を捨てようとしたら、2頭のアメリカミズアブが死んで浮かんでいた。複眼の青っぽい波状模様は死後に消えて黒くなってしまうので、まだ消え残っているこれらの個体は死んで間もないものと考えられる。
雄の腹部第2節背面には1対の白色半透明の斑が顕著であるが、雌では1対の三角形の黄褐色紋となる。
翅は著しく煤色を帯び、紫光沢をもつ。
原色日本昆虫図鑑(下)によると、「世界共通種。日本へは1950年に入植した。」
アメリカミズアブ成虫の飛翔能力は弱いため、日当たりの良い場所などで休息をとる時間が長いという。
アメリカミズアブは家庭用生ゴミコンポストから発生することが多い。我が家での発生はまさにそのとおり。
2009.11.9
2009.11.6 数日前の元気なときのアメリカミズアブ