21日(土)に熊本市で熊本眼科集談会および熊本大学眼科同窓会があり出席してきました。
集談会では留学報告、一般講演があり、特別講演としては熊本大学病態情報解析学分野の安東由喜雄教授の講演でした。 「トランスサイレチンーそのミラクルな機能と役割」と題して熊本県に多く、よく知られている家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)という病気を引き起こす原因物質のトランスサイレチンについてのお話でした。FAPの研究段階から治療、トランスサイレチンの臨床への応用までわかりやすくおもしろくお話いただいて、たいへん興味深く聴くことができました。しかも眼とも深く関係する物質なのにその役割がまだよくわかっていない、とのことでした。近い将来眼科医も協力してその機能や役割が解明されることを期待したいですね。 眼科 田中