カンナ
水無月に葉を広げゆき神無月に花時仕舞ひゆくかカンナは 丹人 長月に茎ぐいぐいと天...
中秋
中秋や天にさやなる月に酔ひ地に朝顔の葉の色に酔ふ 丹人 次の画に 魔臼乗せれば句の出...
藪蘭
市貝の琴平山に人なくて我が足音の閑をやぶらん 丹人 国破れて山河あり 城春にして草木...
山路杜鵑草
はなびらにホトトギスの胸の紋様を見て名付けるや牧野富太郎 丹人 山路きてホト...
蝸牛
秋の日の翳る躑躅の葉をつかみ角隠したるカタツムリかな 丹人 画像に魔臼乗せれば・・...
東京達磨蛙
背を縦に貫く白き一本の筋に流るるいのちなりけり 丹人 名にし負はばいざ言問はん...
薊-踊り子
道の辺の秋の光に照らされて小首傾げる野薊の花 丹人 語らざれば憂なきかなアザミ花...
空の帆舟
山ゆけばみどりの海に帆掛舟秋の光の波にゆらるる 丹人 とりなくこゑす ゆめさま...
鎌倉大仏
みほとけの光をあびて外つ国の若人ほとけの顔となりゆく 丹人 かまくらや阿弥陀に...
黒揚羽
鎌倉の段葛辺の彼岸花に威儀正したる黒揚羽かな 丹人 画像に魔臼乗せれば・・・ < ...