
心地よき春の日なれば肩寄せて若き二人は白き船見る
二十八日夕より
右目ショボショボ・・・
右肩コリコリ・・・
偏頭痛ズキズキ・・・
湯に浸かりて凝りをほぐさむと
二十九日午前十一時 阿字ヶ浦の風水温泉「のぞみ」に向かふ
天朗らかに晴れて風時に強く吹くも波穏やかなる阿字ヶ浦なり
此処「東洋のベニス」なる名のあるときく
さればベニスは「西洋の阿字ヶ浦」といふ哉?
いふはずなしと見たり
阿字ヶ浦は阿字ヶ浦にして阿字ヶ浦なるがゆへに「あじがうら(味がある)」とおぼゆ
さても
飯田龍太翁の逝去を悼みてより
予 俳句にも興の起これば
最近は駄作を重ねたる
予の名「臣奮太」なれば 是を俳句に使はんとぞおもほゆ
春の海石ころの目の輝けり 奮太
肩寄せて見る阿字ヶ浦春の海 奮太
午後四時 庵に戻れば凝りの少しばかり取れるをよろこべり
午後五時過ぎのことなり
大きなるサイレン鳴り響けば庵の西に真黒なる煙のモウモウと立てり
嗚呼 火事なり 庵より二百米ほどなり
直ぐに駆け付けるも 既に火の回れば 手の施すすべもなし
ただただ消防の放水を見守るばかりのあかひとなりき
呆然とただ立ちて見る春の火事 奮太
店及び母屋を焼きて一時間後に鎮火す
被災者なく延焼もなくあるは不幸中の幸ひなり
火事の影響なる哉 昨夜中インターネット接続の不可能なれば
今朝に記事をしたためたり
温泉効果なる哉 昨夜の十時間睡眠が効く哉
気分は爽快とまではいかぬものの
偏頭痛の治まるはうれし
*画像:阿字ヶ浦海岸 2007.3.29 11:30 撮影



