メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

ブラザーズ・グリム

2005-11-16 00:49:44 | Weblog
2005/11/13
MOVIX橋本にて、たまったポイントにて鑑賞。
トーホーシネマズとちがうのは、招待券にポップコーン(小)がオマケに
ついているところ。

さて、お化けメイクで人を脅かす詐欺師のグリム兄弟。

シカケで、藁をもつかむ人々からカネをふんだくる、
カネとシカケしか信じない、まるで村上ファンドの
ようなグリム兄弟。

この時代においては、まったくの現代人であります。

いや、もしかしたら、グリム兄弟は、現代からタイムマシンで
過去に行った特撮マン、というオチかしら、とも思った。

それだとタイムラインに成っちゃうか。

で、恩赦を求め、本物のお化け退治に出かける。
もちろん、拝金グリムは、それもだれかの金儲けだろう、
と、悪人捕まえるのは悪人、と、
キャッチミー・イフ・ユー・キャンな面もちでフランスに
占領されたドイツの森の奥深くに入る。

果たしてお化けの正体は?
ドイツの森の民族のしたたかさとは?

と、物語の構造は、

グリム(現代人)
    VS フランス軍(見栄っ張り)
    VS ドイツの森の民(したたか)
    VS イタリア(臆病な兵器・拷問マニア)
VS 森の魔法

ということで、これって何かあったよなあ・・・
と考えると、そう,これは

テリー・ギリアム版「もののけ姫」ということだ!!!

モンティパイソンでヨーロッパの歴史・文化を笑い飛ばした
テリーギリアムがまたやった!という感じではあるが、
観客の頭の中で、現代の規範と当時の規範を交互に
切り替えることを要求するため、疲れる割に開放感のない
結末とも成っている。

残念。
いえ、十分楽しみましたけれど。

ということで、テリー・ギリアムの次回作は

赤ずきん少女が風呂やのバイトをする「セイントちひろの神隠し」か?

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