川口保 のブログ

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伊勢山上春季大会式(戸開け式)開催される

2018-04-22 22:46:30 | 日記
                        (岩屋本堂の開扉)

 行者の修験道場として知られる松阪市飯福田町の伊勢山上 飯福田寺(世木英勝 住職)で4月22日、春季大会式(戸開け式)が行われました。この催しは伊勢山上の岩屋本堂を開扉し、登山者の安全を祈るとともに、この日訪れた人たちが火渡りを行い、家内安全や健康を祈願するものです。

 国峯山飯福田寺(こくほうざん いぶたじ)は真言宗醍醐派の古刹で、京都三宝院の末寺。今から約1300年前の大宝元年(701)役小角(えんのおづぬ)により開創された霊場で、本尊は薬師如来。
 中世には伊勢国司北畠家の祈願所として荘厳な伽藍を構えて栄えたが、北畠家没落後衰退していった。天正11年(1583)には織田信長の長男 織田信雄より寺領・百十五貫文を寄付されたが、松坂城主蒲生氏郷により寺領は没収され、伽藍は壊され松坂城の用材に用いられた。その後津藩主藤堂家の信奉を得て寺運は興隆した。

 飯福田寺一帯の山地には多くの奇岩が露出しており、鎌倉時代以来行者の修験道場として用いられています。
 行場は表行場と裏行場があり、私も若いときには両方とも廻った記憶がありますが、表行場めぐりには、油こぼし、屏風岩、行者越え、岩屋本堂などの奇岩怪岩があり、三重県の一番危険な観光地に登録されているということです。一周すると約4㎞、所用時間は1時間半~2時間半ということです。また裏行場には油こぼし、達磨岩、獅子ヶ鼻などがあり、一周1.5㎞所用時間30分~1時間ということです。

  
  (岩屋本堂に行くための難関「油こぼし」)      (柴燈祈願護摩の前の行者問答のようす)

 この日の開山式を執り行った修験者は、松阪市小野町の北斗山向山院を根本道場とする三重修験道会(野沢静尊代表)の人たち15名でした。午前10時から会式が始まり、護摩堂、本堂で読経後、岩屋本堂で戸開け式が行われました。本堂前に戻り柴燈祈願護摩が行われましたが、この時「行者問答」がありました。これは修験者(山伏)が身に着けているもの1つ1つの謂われを問うもので、私は初めて見せていただきました。
 この後、飯福田寺の護摩堂前では、積まれた薪に火がつけられ、火や煙が残る薪の上を来場者が素足で渡る「火渡り」が行われ、健康や厄除けを祈願しました。
 この日、名古屋から来たという藤本友香さんも火渡りを行いました。少し話しをさせていただきましたが、友達に誘われて初めて来たということでした。


   
                 (来場者火渡りを行い健康・厄除けを祈願した)

 この伊勢山上飯福田寺の戸開け式、戸閉め式について、世木住職からお聞きした話しでは、以前は開山式(戸開け式)が4月8日、閉山式(戸閉め式)が10月7日と決められていましたが、平日では手伝いをしてくれる人たちが出にくいこともあり、平成26年から戸開け式が4月下旬の日曜日、戸閉め式は10月下旬の日曜日に行われることになったということです。
 この日は気候もよく、来場した多くの人たちは、岩屋本堂まで登ったり、火渡りを行ったりして、静かな山あいのお寺の会式を楽しみました。

 この会式は私のブログ「松阪市内の祭り100選」に掲載してあります。
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