極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

気球とはやぶさ2

2020-12-05 08:13:47 | Weblog
人生にはいろいろな困難があるが、今年はここ百年位では最も地球上の全員が多大な
困難に直面した年だったと思う。世界大戦は「全世界」とも言えるかもしれないが、
災害や紛争は、それは部分的である。ひとつのウイルスが全世界を簡単に困難の極み
に落とし入れるとは恐れ入りました。

でも、ペストにしてもスペイン風邪にしても人類は感染病に打ち勝ってきたのだから、
希望は捨てずにいきましょう。

さて、そんな当たり前の暗い話はさておき、私は「気球がわからない」非理系の人間
である。気球は「人が乗るタイプの熱気球」のこと。

ガスバーナーで火を燃やして、暖まった空気の上昇によって気球が上がる、というのは
当然わかるが、熱気球とは

「上昇下降はできるが、横移動は『風まかせ』である」ということだ。水平移動の動力を
付けたらそれは気球ではない。

「わからない」というのは「風まかせでよく空中に行けるな」ということである。

気球というのは大抵だだっ広いところで、上がって降りてくる。が、「風まかせ」
なんだから、「どこかへ行っちゃう」ことがないのか。海や川や、湖に落ちたり
しないのか。山中や住宅地に落ちたりしないのか。そういうニュースも聞かないが。

ベテラン気球パイロット(という呼び方で正しいかもわからないですが)はガスバーナーを
上手く操作して、ちゃんと戻ってくるそうだが、どうやって「風まかせ」に対応するのか。

当日の風速、地上何メートルの風速風向などを、事前に調べた上の行動なのか。
よくわかりません。航空法やなにか規定やルールがあるのかな?

そんな人間が「はやぶさ2」ともなると、理解の遥か上なので、もはやSF映画の世界だが
このコロナで苦しむ今年において、唯一の明るい話題だと個人的には思っている。

2014年に打ち上げて、小惑星「りゅうぐう」の岩石、地中サンプルを持ち帰って、
2020年12月6日の本日カプセルを切り離し、カプセルはオーストラリアの砂漠に落下
するのだ。しかも、「はやぶさ2」は次の小惑星探査に向かうというのだから、なんと
はたらきものなのだろうか。そして、この壮大なプロジェクトを進行しているJAXA
はじめ多くのスタッフ、研究者、技術者には本当に頭の下がる思いである。

これを書いている現在も「はやぶさ2」は恐ろしい早さで(秒速32キロ)でぶっ飛んでおり
そこでカプセルを切り離して大丈夫かと思うが、実は地球もおそろしい早さで公転している
ようなので、大丈夫のようだ(当然だけど)。

落下したカプセルは大気圏を抜けると、風の影響を受けて約百キロ圏内の誤差が出る予定だ
そうで、ここからは「風まかせ」となる。

「風まかせ」でまとまりました。

切り離し、カプセル回収のミッションが成功することを祈念いたします。


http://www.hayabusa2.jaxa.jp/
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