極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

西武ライオンズと松島茂 5

2020-03-02 09:27:20 | Weblog
私は家庭造りに失敗した人間である。

家族からは毒虫のように嫌われている。
だが、2006年当時はまだ子供たちも小さく良好な関係を築けていた。

11,12歳だった長女はすでに関係が崩壊しつつあったが、次女と長男はまだ
父親にやさしかった。二人をつれて西武ドームに観戦に行った。

2007年が開幕した頃だったと思う。大人のファンクラブ会員にも1回の入場券が
もらえ、子供は全試合無料だったので、チケットも買わずに現地に到着すると
なんと満員、チケット完売だった。満員の時はファンクラブチケットでは入場できない。

はるばる所沢まで来たのに、入れないのか、、と途方に暮れていると、偶然にも
顔見知りの球団職員と遭遇した。ご挨拶をして、どうしたのかと聞かれたので、
満員で入れないのです、と答えると、ちょっと待っててと言われ、スタッフパスを
もらえた。

西武ライオンズとの仕事は残念なことばかりだったが、この時は担当して
よかったと思った。Mさんその節はありがとうございました。

初めてプロ野球を体験した子供たちは大喜びで、その後長男は熱狂的な
ライオンズファンに育っていく。ファンクラブ会員も中学3年まで続けた。

2008年は久々のペナントレース優勝、日本一となりとてもよいシーズンだった。

奇しくもこの年は80年代、90年代の黄金期の立役者、清原和博が引退した年で
(所属チームはオリックス)息子に

「この偉大な選手を現役で見られたということは、幸せなことだぞ」と、
言ってやったが、8歳の子供が覚えているだろうか。

現在、女房と娘たちとは「ほぼ会話ゼロ」の状態が続いているが、
息子とのライオンズ及び野球の会話はかろうじて成立している。
また、毎年何試合かは西武ドームで観戦もしている。
かすかに親子の絆を保てている、ような気がする。

これも西武ライオンズのおかけである。

おわり

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