極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

MINAMATA -ミナマタ-

2021-10-13 15:51:14 | Weblog

映画『MINAMATA―ミナマター』公式サイト

ジョニー・デップが伝説の写真家の遺志を継ぎ、世界に伝える衝撃の真実。ジョニー・デップ 製作/主演最新作、第70回ベルリン国際映画祭正式出品 ...

映画『MINAMATA (原題)』公式サイト

 


2021年10月11日に、MINAMATA -ミナマタ-を観た。
[水俣エブリバディ] の作者としては、観ないわけにはいかない。

ご存知、ユージンスミスのMINAMATAの映画で製作主演はジョニー・デップである。

賛否いろいろ(圧倒的に賛が多し)だが、私はちょっと違和感を感じた側だった。
「史実に基づくフィクション」となっているので、ここではツッコまない。

この映画を観て、もう一度ユージンスミスやMINAMATA写真について、ネットで調べて
恥ずかしながら、始めて知ることが多かった。その中で最大の「知らなかった事」は

「MINAMATA写真の傑作の一枚『入浴する智子と母』は長い間(1998年から)公開が
できなかった」ということである。
(家族の意向と著作権を持つ「アイリーンアーカイブ」が禁止を決定した)
私が2018年の1月に行った「生誕100年 ユージン・スミス展」でも展示はなかった。

「水俣エブリバディ」は1985年頃の作品だから、その頃は普通に見ることができ、
あまりにも有名な写真なので、「公開禁止」になっていたとは思いもよらなかった。

この映画は「入浴する智子と母」のシーンがないと始まらない。なんてったって
冒頭とラストで出てくるのだから。

この写真がなければ、この映画は成立しないし、この部分についてはとても丁寧に
映画は作られている。ただひとつだけ、どうしてもの違和感があった。

智子(脳性マヒの娘)の母の女優が美しすぎる。(演ずるは岩瀬晶子)ホントの
写真は、もっと「田舎のおばちゃん」のような人物だ。このギャップが辛い。

ジョニー・デップが暴行を受けてボロボロの状態でシャッターを押す(これも
実際は「暴行を受けるのは撮影の後日」なのだが)感動的なシーンの後で
現像して出来上がってくる写真は本当のユージンスミスの写真なので、「女優」が
「おばちゃん」に変わってしまう。残念。



おまけ

私は英語が話せないが、國村隼の英語がとても流暢に感じた。
國村は英会話ができるのかな?



OGPイメージ

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BuzzFeed

 





ユージンとアイリーン
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