近頃話題の国際協力。
おれも大学で勉強してるからそれなりに興味はある。
みんなの
国際協力に対するイメージはどんな感じ?
ラオスで
ストリートで暮らす子供たちに出会った。
最初
彼らはおれらにお金をねだってきた。
おれらはお金を渡さなかったけど
その日の夜
彼らは外人からお金をもらって
ジュースを飲んでた。
おれらは子供たちが気になって様子を見てた。
そしたら
子供たちはおれらに近寄ってきて一言。
「ジュース飲む?」
あーーーーーー。
この子たち優しすぎるよ。。。
見ず知らずの外人のおれらに
ジュース飲むかって。
自分たちの食うものすら
苦労しても手に入らないのに。
次の日から
おれらは彼らに何かできないかって考え出した。
町の人に聞いたら
彼らの親はなんらかの理由で
仕事をしてないらしい。
爆弾で親のいない子もいるらしい。
日本のNGOに電話したら
担当地域じゃないから支援できないって。
おれらにできることは
彼らと遊ぶことくらいしかなかった。
はじめて会った時
彼らはなんか他の子供たちと違うなって感じた。
何ていうか
少しつらそうに生きてるように見えた。
でも
子供たちと遊んでみたら
彼らは満面の笑顔を見せてくれた。
「だっこして~」って思いっきりあまえてきた。
他の子とけんかしてすねてた子がいた。
子供お得意のエロ知識も教えてくれた。笑
子供たちと別れる最後の夜
みんなはダンボールの中でご就寝。
「おれの寝る場所はここ!」
「違う!そこはおれ!」
ギャーギャーギャーギャー。
なんだかみんなでキャンプに来たみたい。
毎日こんなに騒ぎとおしだったら
きっと楽しいだろうなー。
そりゃ
日本の子供たちに比べたら
彼らには足りない部分もたくさんあるかもしれない。
勉強は日本の子供たちよりできないかもしれないし
親の愛だって足りてないかもしれない。
でも
彼らは日本の子供たちが持ってないものを持ってる。
自分たちで生き抜いていく力は群を抜いて強いだろうし
なんていうか・・・
言葉ではうまく言いあらわせないものを持ってる。
それはきっと日本の子供たちは持ってない。
というかなくしてしまったもののような気がする。
日本の子供たちのほうがいいところもあれば
ラオスに住んでる彼らのほうがいいところもある。
それに何より
彼らも日本の子供も
無邪気であることは変わらないな~。
みんなめっちゃいいよ。
みんな一緒だよ。
おれには
そんな彼らに何かしてあげることが
むしろ失礼なように思えた。
一生懸命生きてる彼らに
国際協力だーって
食べ物あげて着る物あげて
無理やり学校行かせて。
それって協力?
学校行かなくたって
彼らはめちゃめちゃ頭いいんだよ。
食べ物や着る物あげなくたって
彼らは自分たちでちゃーんと手に入れてくるんだよ。
今の状態のままだって
彼らは楽しそーに生きてるよ。
本当に彼らに必要なものは何なの?
他にもたとえば
学校のない先住民族の村に学校をつくって
本当にいいの?
彼らは教育なくても幸せに暮らしてたかもしれないよ?
親から本当に大切なものを教わってたかもしれないよ?
アフリカでワクチン接種して
本当にいいの?
長生きすることが彼らにとっての幸せなの?
死者が多いから
彼らは本当の命の尊さを知ってるかもしれないよ?
国際協力するなら
ちゃんと考えなきゃいけない。
西洋の文化を押し付けて
国際協力したから気持ちイイ~
なんて大人におれはなりたくない。
ただ
彼らのキラキラしてる目を
いつまでも持ち続けてほしいな~って
そー思うんだよね。
ちょっとくさいセリフか?笑
たみお
ラオスにて。みんないい子たちだったな~。
子供たちが撮ったからちょっとブレてます;
おれのカメラで遊んでます。
おやすみ~
また会えたらいいなぁ。。。