拝啓 横綱 朝青龍様

横綱　朝青龍様

大事な記録もかかっている今場所。
毎日、ご苦労様です。
その精神力を維持していくことは、並大抵なことではないとお察しいたします。

わたくし、子供の頃より、野球、プロレス、相撲が大好きです。
勿論ひいきの力士もたくさんおります。

が、あなた様だけは、本当に失礼ではありますが、あまり好きにはなれないのでございます。

あなた様は、もしかしてヒールを気取っていらっしゃるのでしょうか？
仕切りの時や勝った時のカメラ目線にそれを感じるのですが。

わたくし思うに、プロレスにはヒールはつきものですが、相撲にはいらないような気がします。
わたくしにとっては、いえ、日本人にとっては、相撲とは国技であり、神聖なものなのです。

外国人力士の活躍はそれはそれで素晴らしい事だと思います。
でも、相撲道、心ももっとしっかり学んでほしいと思わずにはいられません。

昨日の、琴欧州関との戦い、さすがにあなた様は強いと思いました。

でも、あの数十センチもある懸賞金を受け取られる時の御自分の様子をもう一度ビデオで見直してください。
わたくしには、あれは

「どうだ、強いだろ！　これはオイラがもらっていくさ、ハハハ」

ってな感じに見えたのですが。

やはりあの懸賞金一つをとっても、スポンサーのお陰、相手力士があってのこと、
ひいては相撲フアンあってのこと。
その事に対しての感謝の心をお忘れではないでしょうか？

あの懸賞金の使い道、そこまでは、色々口出しはいたしません。
しかし、小錦、旭鷲山など多くの力士が、自国のボランティア活動に援助されていると聞きます。


強いだけではファンの心はつかめません。
記録に残っても記憶には残りません。

人なっつこい笑顔でＣＭにでているのをお見かけしますが、どうもあの笑顔がしっくりきません。
本当は心優しい家族思いの方なのかもしれません。
でも、わたくしたちは、土俵の上の数分間だけであなた様を感じるのです。
あの数分間、大事に大事にお使いください。
そして、記録と記憶に残る名力士になってください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一相撲ファンより

今日の私の小さな幸せ
ヤンキースが今日も勝った事。
庭の黄色い彼岸花が開き始めた事。
もうこの時間にアップできた事。