ひとり上手

あぁ、今日もお酒がおいしいわ…・。お兄さん、一杯ご一緒にいかが?

2009-12-10

2009-12-11 | 日記
ウチの近くに「斎藤酒場」って居酒屋があるんですけど、
もうね、そこに夏休みのラジオ体操かって位に通い詰めてるんですけど、
別に酒場でひとりで何するわけでもなく、隅っこで本を読みながら濁り酒を啜るのが、幸せの至極。

でね、斎藤酒場はホールを3人くらいの、年期入ったおばちゃん達が切り盛りしてるんですけど、
昨日、中学来の親友の女の子を連れていったんですよ。

したら、おばちゃん、
「あら~、今日は彼女さんもいっしょ~?」
「この子ね、いつも一人で来てるから、おばちゃん達心配してたのよ~」
ちょっと興奮気味にまくしたてた後、裏にいるおばちゃん達まで呼んでくる始末。
ひとりのおばちゃんなんて、明らかに今盛り付けの最中の菜箸を持ったまま。

「ま~カワイイ彼女さんね~」
「よかったわ~」
「ね~」

まるで心配種の歳の離れた末息子の結婚を喜ぶ親戚一同みたいな空気で、真相は切り出せず仕舞い。

まあ、いつもしれっと1000円近くお会計引いてくれるし、
「他のお客さんの注文間違ったやつだけど、食べる?」って、よくお下がりくれるし、
よく考えてみたら団塊世代だらけの店に、下手したら孫みたいなのが一人、足繁く通ってくるのは心配するだろうな。

「好きな場所」が増えていくことは、「好きな人」ができたみたいで嬉しい。

濁り酒一杯200円、コハダ250円。こんなにも幸せ。

2009-12-08

2009-12-09 | 日記
今日のお昼、コンビニに行った時に、ふと思った。
アテクシは、山崎パンの「小倉マーガリン」に似ている。
垢抜けない感じとか、大味な感じとか、半端ない無駄な高カロリー感とか。

2009-12-05

2009-12-04 | 日記
ついぞこの前、家の近くの商店街を歩いていた時のこと。

お目当てはドラッグストアのティッシュ5箱。
あ~マツキヨは198円だったけれど、ダイコクは178円だったはず、でもマツキヨはクリネックスだったしな…
と、彼氏へのクリスマスプレゼントじゃなく、非常にしょっぱいことを悩んでたんですけれど。
てか、そもそも彼氏いないし。

で、ふと通り掛かったのが、

ファッションやざき

段ボールの中にカットソーがグダグダに詰められて「3枚1000円」と書きなぐられていて、横にはヒョウ柄のスパッツが堂々と吊されてるおしゃれさ。

なんていうの?最近ユニクロとか、しまむらが持て囃されているけれど、それらとは何か血中濃度が違う。本気度が違う。
AKB48が、梓みちよの前で「男」を語るみたいな。

で、そんなファッションやざきの、適当に並べられたジャケットの中の1着に釘づけ。

ブラックウォッチのキルティング生地で、フード付きのPコート。

なんなの?これさ、去年まったく同じ感じのが、ビームスの店頭に出てて、ウンウン悩んで(2万)「買おう!」と次の日決心して行ったら「完売です」と言われて泣いたやつじゃね?

で、高鳴る胸を押さえ、おそるおそる値札を見てみた。


4 0 0 円


何度も見たし、店番の元ヤンっぽいお姉さんにも聞いてみた。
やっぱり400円。

どうしよう、超ほしい。
今すぐお財布を開きたい。

…でも、ファッションやざき…

「さすがに400円って、デフレすぎてね?」
「ユニばれの、更に斜め上行くの?」
「でも、フォーエバー21もウンコみたいに安いって言うし…」
「でも万が一「どこで買ったの?」って聞かれた時、ファッションやざきって言える?」

ブツブツとコートを手に、独り言を呟いていたその時。
元ヤンのお姉ちゃんから
「どうします?それ、倒産品なんで、それっきりですよ」

…倒産品…

頭の中を駆け巡る、鶏ガラのように細った、老齢の社長の寂しい背中。
夢を抱いて、中卒後、東北から上野駅に降り立ち、今までがむしゃらに働いてきた。
家族を持ち、家も建てたし、細々と慎ましくも幸せな毎日を送ってきたけれど、この不況にはついに耐え切れず…(すべて妄想)

てか、このコートとの出会いは、阿部寛みたいな超イケメンと合コンで仲良くなって、「もちろん彼氏いるんだろうな~」と当たり前のように思っていたら、
実は3年位いなくて「いや~、いつでも欲しいんだけどね。アハハ」と唐突に言われたような感じ。

え、何でこんなイケメンがひとりなの?
何かあんの?すぐ手上げられるとか?壺売り付けられるとか?
え、でも何で「すごく楽しかったので、また会ってくれますか?」とかメールしてくんの?
みたいな。

神様は、せめてアテクシには、コート位ときめかせてあげようっていう、粋な計らいなんだろうか。
ファッションやざき だけれど。







2009-12-01

2009-12-01 | 日記
昨日、地下鉄を待つ新宿駅のホームで泣いた。
グシグシ言わせながら泣いた。

まぁ、聞くな。色々あるんだよ、アテクシにも。

いーちゃんが帰り際渡してくれた、縁結びのお守り。
「色恋だけが縁じゃないんだよ。お店のたっくさんのお客さんと仲良くなってほしい。」

アテクシにとって、いーちゃんはドラえもん。

のび太はジャイアンに漫画を取り上げられる。
アテクシはあの人に嘘を吐かれたことを知る。

のび太は「ドラえもぉぉおぉん」
アテクシは「いぃぃちゃぁぁぁん」

ドラえもんも、いーちゃんも、「どうしたの?仕方ないなぁ」

ドラえもんは、ポケットから道具を出してくれる。
いーちゃんは、冷蔵庫から煮干しを出してくれる。

そうだよね、のび太。
本当は道具はどうでもよくって、ドラえもんが居てくれて、話を聞いてくれて、泣きじゃくる背中をさすってくれるだけで安心するんだよね。

「アンタはアンタでいい」と言い続けてくれる、いーちゃんが居てくれるだけで、こんな情けない日々の片隅で、生まれたてのロバのような足どりでも踏張ってみる。

いだだいたご縁を大事に繋ぐ人になりたい。そんな人でありたい。

----------
忘れます 忘れます
新しいわたしになって

忘れます 忘れます
思い出として仕舞います