不肖Tamayan.com駄弁録

「英雄は自分のできる事をした人だ。凡人はできる事をせずに、できもしない事を望む。」byロマン・ロラン

Master・不肖Tamayan.com

2006年03月21日 23時11分35秒 | 徒然駄弁-院生生活編
 今日は、修了式であった。院生として、否、学生として最後の日を迎えた。明日から、私は、「学生」でなくなる。モラトリアム生活も、今日で終りである。
 その中で、院生としての二年間は、大きかった。学部時代と違い、一人で闘い、酸いも甘いも一人で味わった。研究対象相手に、たった一人で挑む毎日だった。敢えて他の院生達と距離を置いたが故に、なおさらだった。ゼミの先輩や後輩を除き、私が別れを惜しむ院生は、いない。
 他の院生と関係を持つ持たないに関らず、院生とは、須らく孤独である。その性格故に、「自分に対する責任」を痛感させられ、実践させられた二年間だった。学部時代は、他者に対する責任ばかり負っていた。しかし、院生時代は、論文を書くも書かぬも、論文のレベルを上げるも上げざるも、自分を殺すも生かすも、全て自分次第だった。その意味で、真に己と戦った二年間だった。
 無論、遣り残しも多い。それでも、倒れず、腐らず、最後までやり遂げた結果を評価しよう。私は、自分であれ他人であれ、あまり誉めない。しかし、今日は、誉めよう。自分自身を。
 二年間、自分に対する責任を果たした結果得たもの。"Master"の称号。
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